用語の解説
高層湿原・低層湿原とは
北海道の資料では、湿原を「高層湿原」「中間湿原」「低層湿原」などのタイプで分けて紹介しています。1つの湿原の中に、いくつかのタイプがまじっていることもよくあります。
高層湿原
北海道の資料では、ミズゴケが主役の湿原として紹介されることが多いタイプです。霧多布湿原は「ミズゴケ泥炭地を基盤とする高層湿原」、標津湿原やユルリ島湿原は、雨や雪の水でうるおう「降水涵養型」の高層湿原と書かれています。雨竜沼湿原も、雪どけ水や雨が池塘にたまり、その水が湿原をうるおす山の湿原です。
中間湿原と低層湿原
標津湿原では、中心の高層湿原のまわりに、ヌマガヤが生える中間湿原が広がっています。別寒辺牛湿原は「ヨシ・スゲを中心とする低層湿原」と紹介されています。釧路湿原には、ヨシ・スゲの湿原とミズゴケの湿原の両方があります。
池塘(ちとう)
湿原の中にある小さな池を池塘といいます。浮島湿原には大小約70の池塘があり、沼の原湿原では大小の池塘が棚田のように並んでいます。
山の上の湿原
大雪山の沼の平湿原・沼の原湿原、十勝連峰の原始ヶ原湿原、北見山地の松山湿原などは、溶岩の台地や山の斜面にできた山の上の湿原です。北海道の資料では、こうした湿原を「山地高層湿原」「山地貧養湿原」などと書いています。