6月〜11月
北海道産の昆布は日本国内の漁獲量90%以上を占めており、10種類以上の昆布が生産されています。
函館を始めとする道南で取れる「マコンブ(真昆布)」は高級だしや蕎麦つゆにも使われています。
中でも「白口浜真昆布」は松前藩が朝廷や将軍家に献上していた最高級のコンブで、日本海周りの海上航路「北前船」では主要な輸送物になりました。
「日高昆布」とも呼ばれる「ミツイシコンブ(三石昆布)」は、煮昆布や佃煮など多目的に使える万能コンブです。
京料理を始めとする高級料理で使われるのは「リシリコンブ(利尻昆布)」。
千枚漬けや湯豆腐にも使用されます。
粘りやぬめりに注目が集まる「ガゴメ」は、とろろ昆布、おぼろ昆布、松前漬けの原料として使われており、函館市から噴火湾を経て室蘭に至るまでのエリアが産地になっています。