札幌市電は、日本最北の路面電車として市民に親しまれてきた札幌の交通機関です。そのルーツは、石材運搬のために1909年(明治42年)に開業した馬車鉄道にさかのぼり、1918年(大正7年)に大きな博覧会の開催に合わせて電車へと転換、1927年(昭和2年)からは札幌市が運営を担っています。
最盛期の1960年代には路線が約25kmに達しましたが、地下鉄の開業とともに多くの区間が廃止されました。2015年(平成27年)12月には、西4丁目とすすきのを結ぶ区間が開業して路線が環状(ループ)となり、現在は一周約8.9km・約1時間で市内をぐるりと巡ります。沿線には、夜景で有名な藻岩山のふもとや、商店街、中島公園、繁華街のすすきのなどが並びます。
走る車両もバラエティ豊かで、レトロな旧型車から最新の低床車両「ポラリス」(2025年からはポラリスⅡも運行)まで楽しめ、冬にはブラシで除雪する「ササラ電車」が季節の風物詩となっています。さっぽろ雪まつりはもちろん、冬の期間を通しては、初音ミクの冬版キャラクター「雪ミク」をはじめ、日本を代表するIPキャラクターをまとったラッピング電車も運行され、冬の街を彩ります。