日本新三大夜景のひとつ、藻岩山を映したライブカメラです。
藻岩山展望台を訪れる前に、現在の山頂付近の状況を確認する際に役立ちます。
画面右下のタイムスタンプも合わせてご確認ください。
アイヌの人々が「インカルシペ」と呼んでいた藻岩山。
アイヌ語の意味は「いつもそこに上って見張りをするところ」。
古い火山の藻岩山には豊かな落葉広葉樹林が繁っており、ライブカメラが映している藻岩山北側斜面については、大正10年に史跡名勝天然記念物に登録されている「原始林」です。
原始林とは計画的な伐採などで人の手が加わっておらず、森林破壊がなく豊かな自然がそのまま残っていることを意味します。
初夏は新緑、秋は紅葉、冬は白雪をまとい、季節の移ろいを感じさせてくれます。
春になり冬眠を終えたヒグマが出てくると、藻岩山周辺にはヒグマの出没情報が頻発します。
それは、豊かな植物相・動物相が保存されていることの裏返しとも言えるでしょう。
藻岩山の標高は、531m。
山頂には藻岩山展望台があり、藻岩山ロープウェイで観光客の方々も気軽にアクセスできます。
藻岩山展望台からは、札幌市内の景色を一望できます。
具体的には、JR札幌駅、さっぽろテレビ塔、すすきの、円山、豊平川、モエレ沼公園、札幌丘珠空港、つどーむ、札幌ドーム、エスコンフィールド北海道、野幌森林公園、北海道百年記念塔、石狩湾の風力発電ブレード、手稲山の眺望を楽しめます。
天気が良く空の状態が良ければ、東方面には夕張岳や芦別岳の姿も。
夜景はひときわ美しい。
藻岩山展望台の夜景は、日本新三大夜景(長崎、札幌、北九州)のひとつに選ばれています。
夜景を鑑賞するなら、日没前に訪れてマジックアワーの時間帯から楽しむのがコツです。
グラデーションがかる空を背にした、煌びやかな札幌の街を、より一層綺麗に撮影できます。
藻岩山山頂からの景色だけでなく、市街地から望む稜線も優美です。
中島公園や豊平川沿いから望むことができます。
1911年(明治44年)、皇太子殿下(大正天皇)が札幌へ行幸された際に豊平橋を通過した様子を描いた『皇太子殿下(大正天皇)豊平橋御通過の図』でも、背景には藻岩山と支笏洞爺国立公園の恵庭岳が登場します。
アイヌの人々が「モイワ(小さな山)」と呼んでいたのは、現在の円山です。
開拓使は京都を模した碁盤の目をつくるにあたり、初代開拓判官の島義勇(しまよしたけ)が街の構想を描いた場所であるモイワの山頂を京都に倣い「円山」へと変更しました。
現在の藻岩山をアイヌの人々が「インカルシペ」と呼んでいたことから、和人はその読みに近い笑柯山(えんがるやま)と呼んでいたものの定着せず。
インカルシペは、呼称ごと引越しをして「藻岩山」になりました。
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