東横INN札幌駅南口 Toyoko Inn Hokkaido Sapporo-eki Minami-guchi 東橫INN北海道札幌站南口

東横INN札幌駅南口は、札幌市中央区北3条西1丁目に位置するビジネスホテルチェーン「東横イン」の一軒で、JR札幌駅南口から徒歩約5分、地下鉄東豊線さっぽろ駅21番出口から徒歩1分前後というアクセスの良さが特徴です。札幌駅エリアと大通エリアのちょうど境目にあり、北海道庁旧本庁舎（赤れんが庁舎）や札幌市時計台、大通公園、さっぽろテレビ塔など主要スポットへも徒歩圏内です。新千歳空港からはJR快速エアポートで札幌駅まで約36分、そのまま徒歩で向かえるため、道内外からの移動拠点として使いやすい立地です。

建物は地上10階建て程度の中規模ホテルで、館内は東横イン共通のシンプルなデザインで統一されています。ロビーやフロントはコンパクトながら、チェックイン・チェックアウトの動線が分かりやすい造りで、ビジネス出張や観光の「泊まる拠点」として機能重視でまとめられています。全国に展開する東横インの一つとして、初めて利用する人でも勝手が分かりやすい標準仕様になっているのが特徴です。

客室はシングル・エコノミーダブル・ダブル・ツインなどで構成され、総客室数は115室と案内されています。シングルルームをベースにしつつ、140cm前後のベッドを1名または2名で利用するエコノミーダブル、2名利用を想定したダブルやツインといった構成で、一人旅や出張からカップル・友人同士の旅行まで幅広く対応できるラインナップです。部屋の広さはコンパクトながら、ベッドを中心に動線を確保したレイアウトで、連泊よりも「寝に帰る」用途を意識した造りになっています。

全客室にはユニットバス、テレビ、冷蔵庫、個別空調、電気ケトル、ドライヤー、ライティングデスク、無料Wi-Fiなどを備えています。インターネットは有線・無線ともに利用可能で、VPN接続やオンライン会議など一般的なビジネス利用に耐える環境が整えられています。バスルームにはシャンプー・コンディショナー・ボディソープ、ハンドソープなどが備え付けられており、歯ブラシやカミソリ、ヘアブラシ、ナイトウェアなどのアメニティも基本セットとして用意されています。東横イン標準のスリッパやパジャマも共通仕様で、他の店舗を利用したことがあれば同じ感覚で使える内容です。

東横インの特徴でもある無料朝食サービスは、この札幌駅南口でも実施されています。朝食会場はロビー横のスペースで、6:30〜9:00頃までの時間帯で提供されています。おにぎりやパン、サラダ、卵料理、簡単なおかず、味噌汁、コーヒー・ジュースなど、日替わりの軽食ビュッフェ形式で、「出発前に軽くお腹を満たす」ことを目的とした内容です。いわゆる大規模なホテルブッフェのような華やかさはありませんが、無料サービスとしては十分な品数という評価が多く、朝食を別に手配したくない出張利用にも向いています。

館内サービスとしては、24時間対応のフロント、荷物預かり、コピー・FAX（有料）、クリーニング取次、宅配便受付、自動販売機コーナー、コインランドリーなどが用意されています。コインランドリーは長期滞在や連泊での利用を想定した設備で、洗濯機・乾燥機を各数台備え、24時間利用可能と案内されていることが多いです。ロビーには電子レンジも設置されており、近隣のコンビニやスーパーで購入した惣菜を温めて客室で食べたい場合にも便利です。

立地面では、JR札幌駅だけでなく、地下鉄東豊線・南北線、東西線の大通駅にも徒歩でアクセスできるため、市内移動の自由度が高いのがポイントです。大通公園やさっぽろテレビ塔、狸小路商店街、旧北海道庁、北海道大学植物園などの観光スポットへも歩いて行ける距離で、日帰り観光バスの集合場所となることの多いさっぽろテレビ塔までも徒歩10分前後と紹介されています。周辺にはコンビニや飲食店も多く、夜遅い時間帯の到着でも食事に困りにくいエリアです。

駐車場については、ホテル敷地内に専用駐車スペースがありますが、台数に限りがあるため「ホテルへお問い合わせください」と案内されていることが多いです。先着順または事前問い合わせ制で運用されており、満車時には近隣のコインパーキングを利用するケースも想定されます。車両のサイズや利用時間、料金体系などは変更される可能性があるため、車で訪れる予定がある場合は、事前にホテルへ確認しておくと安心です。

チェックインは会員で15:00、一般利用で16:00、チェックアウトは10:00が基本ルールです。東横インクラブカード会員の場合はアーリーチェックインなどの特典も用意されており、札幌駅近辺で東横インを拠点に動きたいリピーターにも使いやすい設定になっています。札幌駅・大通エリアに徒歩で出られる立地、シンプルで統一された客室仕様、無料朝食やコインランドリーなどの実用的なサービス構成から、「コストを抑えながらも場所と機能性を重視したい」ビジネス利用や観光客に向いたホテルです。