tower eleven hotel tower eleven hotel

札幌から車で約40〜60分。北海道日本ハムファイターズの新本拠地・ES CON FIELD HOKKAIDOの「レフトスタンド壁面」に溶け込むように造られた、アジア初の“球場内ホテル”が「tower eleven hotel（タワーイレブンホテル）」です。試合日もオフ日も、客室のベランダやソファ、屋上テラスから天然芝のフィールドを一望できる——そんな唯一無二のロケーションを核に据えたライフスタイルホテル。Fビレッジの公式案内や運営ブランド「stay tuned」でも、“フィールドが一望できる球場一体型ホテル”というコンセプトが明確に語られています。

客室は全12室。いずれも“背番号11”の物語に連なるデザインで、ベースボールにちなんだユニークな意匠を採用。フィールド側に面した「field view」客室のほか、二層構造でバルコニーからグラウンドを見下ろす「field view – maisonette」、角位置で開口が広いスイートなど、ビューや広さの異なるタイプがそろいます。客室構成の要点（12室／各室コンセプト／field view各タイプの面積・定員）は、旅行予約サイトや客室案内で確認できます。なお、ダルビッシュ有選手・大谷翔平選手の背番号“11”にちなむ特別メゾネット／スイートも用意され、スタジアムの“レジェンド”に敬意を表した遊び心が光ります。

「TOWER 11」という名が示すとおり、ファイターズの象徴的な背番号“11”——かつて背負った大谷翔平・ダルビッシュ有の両選手——へのオマージュは、ホテルの成り立ちそのもの。ミシュラン公式のホテル紹介も「ボールパークのレフト外野壁面にそびえ、12室のうち数室はフィールドの“生のアクション”を直接望む」と表現しています。

宿泊者は、同じタワー棟の下階にある世界初の“球場内天然温泉＆サウナ”「tower eleven onsen & sauna」を利用可能。ととのえテラスから芝のフィールドを眺め、サウナ・外気浴・湯を往復する、ここでしか味わえない整い体験が待っています。Fビレッジの公式ページとstay tunedのホテル紹介で“球場内温浴施設”としての唯一性と利用案内が整理されています。

館内アメニティは、野球観戦と滞在の“ほどよい余白”を意識した構成。楽天トラベルの設備一覧では、館内バーや自販機、温浴・サウナ、露天・展望風呂といった“滞在の土台”が明示され、客室内の基本装備（Wi-Fi、冷蔵庫、加湿器、各種バスアメニティ等）も過不足なく整えられていることがわかります。

運用ポリシーも“今っぽい”。FAQには完全キャッシュレス（事前決済・現金不可）、全館禁煙、キャンセルは決済後100％といったルールが明記。駐車場はB4駐車場を一室1台で、チェックイン日10:00からチェックアウト30分後まで利用可（要オプション選択）。チェックイン時間は変更のアナウンスが入ることがあるため、予約時に最新情報の確認が安心です。

“球場一体型”ならではの注意点として、練習や機密性の高いアクティビティ実施時には、主催者要請でフィールドが視認できる窓に遮蔽を行う場合がある——という特記事項が球団の告知に明記されています。予約の流れや抽選販売の実施、チェックイン・アウトの時刻（例：過去の告知ではIN12:00／OUT9:00）も、シーズンや販売形態により変動するため、告知ページでの事前確認を。

“泊まりながら観る”臨場感は、OTAの口コミスコアにも反映。Booking.comでは総合9.2（2025年時点の掲載例）と高評価で、清潔さ・快適性・ロケーション・スタッフへの満足が並びます。Expedia（日本語ページ）でも北広島市のスパ付き3つ星相当として、フルサービススパ・無料Wi-Fi・無料駐車場の要点が整理されています。価格はシーズン・カード（試合）・室タイプで大きく動くため、在庫と合わせて比較を。

客室タイプの概況をもう少し。フィールド正対の「field view」は約35〜38㎡で3〜4名、メゾネット「field view – maisonette」は50〜70㎡で5〜8名と“大人の観戦会”やファミリーにも対応。角のスイートは開口が広く、写真・動画派に人気です。販売チャネルによっては室指定不可やタイプ選択制のプランもあるため、意図した眺望が得られるかは事前の確認がカギ。

“ここならでは”の過ごし方のコツは三つ。①デイゲームはチェックイン早め＆メゾネットのバルコニー活用。太陽の動きと芝の色温度が刻々と変わるので、撮影派は露出に余白を。②ナイターは「onsen & sauna」で温冷交代浴→部屋に戻ってベランダ観戦→再び温浴、の往復で“エンタメ×整い”をMAXに。③オフ日はFビレッジ内のグルメ・アクティビティを徒歩で回遊（完全キャッシュレス運用のため決済手段も準備を）。

アクセスは、JR北広島駅から車で約5分、札幌中心部から道道経由で約40〜50分、新千歳空港からは約30〜40分が目安。Fビレッジのニュースでは、シーズン外（オフシーズン）販売の開始告知も出ており、野球開催日を避けて“静かなフィールドビュー”を楽しむ選択肢も広がっています。

最後に“予約の勘所”。人気のメゾネット／スイートは動きが速く、特に連休やビッグカードの試合日は早期満室が常。Fビレッジ公式サイト・stay tuned経由の直予約と、OTAのポイント／クーポンを横並びで比較し、温浴の利用枠や駐車場オプション、チェックイン時刻（変更アナウンス）を押さえれば、当日の動線はぐっとスムーズになります。フィールドと同じ空気を吸いながら眠り、目覚め、また観る——その循環自体が“ここでしかできない体験”。野球ファンはもちろん、スポーツ×温浴×ホテルの新しい交点を求める旅人に強く勧めたい一軒です。