相鉄フレッサイン 札幌すすきの Sotetsu Fresa Inn Sapporo-Susukino 札幌薄野相鐵Fresa Inn

相鉄フレッサイン 札幌すすきのは、札幌市中央区南5条西2丁目にある全200室の宿泊特化型ホテルです。地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅4番出口から徒歩1分、南北線「すすきの」駅3番出口から徒歩4分と、2路線が使える立地が特徴です。大通公園や札幌テレビ塔、狸小路商店街などの市中心部エリアへも徒歩圏内で、観光・出張どちらの拠点にも使いやすいロケーションです。

開業は2022年9月で、相鉄フレッサインとしては北海道初の店舗としてオープンしました。客室はすべて禁煙で、館内には喫煙ブースを1階に設置する形を取っています。全館に浄水システム「SOU美SUI」を導入しており、客室のバスルームや洗面台から出る水はすべて浄水という案内です。飲用水として使えるだけでなく、入浴やシャワーも塩素臭を抑えたやわらかい水を使える点を特徴としています。

客室タイプはダブルルームとツインルームが中心で、ダブルは「エコノミーダブル」（約11.7〜12.5㎡）、「スタンダードダブル」（約13.7〜14.7㎡）、「コンフォートダブル」、「スーペリアダブル」（約16.4㎡）など、用途や広さに応じた複数のカテゴリがあります。ツインはスタンダードツイン（約17㎡）やスーペリアツイン（約22㎡）、2室をつなげて利用できるコネクティングツイン（約35㎡）などが設定されており、1〜2名の出張利用から3〜4名程度のグループ利用まで対応可能です。

全室に全米シェアNo.1とされるシーリー社製ベッドを採用しており、エコノミーダブルでも幅140cmのダブルベッドを1台設置しています。各客室には加湿機能付き空気清浄機、40型クラスのインターネット対応テレビ、無料Wi-Fiと有線LAN、冷蔵庫、電気ケトル、セーフティボックスなどを完備。デスクスペースも確保されており、PC作業やオンライン会議を行うビジネス利用にも対応しやすい装備です。

バスルームはすべてユニットバス仕様で、バスタブとシャワー、温水洗浄便座付きトイレを一体にまとめた造りです。アメニティはシャンプー・コンディショナー・ボディソープ、歯ブラシ、タオル類、ナイトウェア、スリッパなどが基本で、一部はアメニティバー形式で必要なものをロビー階から持ち出すスタイルも採用されています。全館浄水システムにより、客室の浴槽やシャワーから出る水も同じ浄水が使われる点が他のビジネスホテルとの違いとして打ち出されています。

朝食は1階の「Ys susukino（ワイエス ススキノ）」で提供される和洋ビュッフェが基本です。北海道産食材を取り入れたメニュー構成で、ご飯やパン、サラダ、温かいおかず、デザートなどを自由に組み合わせられる内容になっています。席数は40席台で、朝は6時30分〜10時まで（最終入店9時30分）の営業と案内されており、観光前にしっかり食べたい人にも、出発前に軽く済ませたい人にも使いやすい設定です。ランチ営業も行う日があり、宿泊以外の利用も想定したカフェレストランになっています。

館内施設としては、コインランドリー、自動販売機、製氷機、電子レンジ、喫煙ブースなどを備えています。バリアフリー面では、スロープ付きエントランスや車椅子対応エレベーター、共用部の一部点字表示などに対応しているとされ、ユニバーサルツインなどバリアフリー仕様の客室も用意されています。フロントは24時間対応で、荷物預かりサービスや宅配便受付など、ビジネスホテルとして標準的なサービスを提供しています。

ホテル専用の駐車場はなく、宿泊者は近隣の提携駐車場やコインパーキングを利用する形になります。公式サイトでは、徒歩圏内の立体駐車場や青空駐車場が案内されており、フロントでスタンプ押印や清算方法を説明する運用です。利用条件や料金、車両制限などは各駐車場ごとに異なり、変更される場合もあるため、車で訪れる場合は事前に公式サイトやホテルからの最新案内を確認しておくと安心です。

支払いはキャッシュレス決済限定で、現金は利用できません。クレジットカード各種に加え、主要なQRコード決済（PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY、LINE Pay、Alipay+、WeChat Payなど）に対応しており、チェックイン時の精算も含めてキャッシュレスで完結する設計です。通常のチェックインは15時、チェックアウトは11時で、相鉄ホテルズクラブ会員はアーリーチェックイン・レイトチェックアウトの優遇時間帯が別途設定されています。

全体として、相鉄フレッサイン 札幌すすきのは、「駅近立地」「全室禁煙・全館浄水」「キャッシュレス専用」という特徴を持つ新しめのビジネスホテルです。すすきのや大通エリアに徒歩で動きつつ、比較的コンパクトなダブルルームからツイン・コネクティングまで、人数や予算に合わせて選びたい人にとって、検討しやすい一軒と言えます。