ソラリア西鉄ホテル札幌 Solaria Nishitetsu Hotel Sapporo 索拉利亞西鐵酒店 札幌

ソラリア西鉄ホテル札幌は、JR札幌駅南口から徒歩約5分、地下鉄南北線「さっぽろ」駅からも徒歩2分ほどの場所に建つホテルです。住所は札幌市中央区北4条西5丁目1-2で、札幌駅前のオフィス街と北海道庁旧本庁舎（赤れんが庁舎）エリアの間という立地です。札幌駅から地上ルートでもアクセスしやすく、ビジネス・観光どちらの拠点としても使いやすいポジションになっています。

開業は2021年2月1日と比較的新しく、西鉄グループの「ソラリア西鉄ホテル」ブランドとしては札幌初進出の施設です。外観はガラスと落ち着いた色調の外壁を組み合わせたシティホテルらしいデザインで、ロビーや共用部も“新しさ”と“落ち着き”のバランスを意識したしつらえになっています。ブランド全体として「世界に愛されるソラリア」を掲げており、国内外のゲストを想定した造りとサービスを備えているのが特徴です。

客室は全部で318室で、スタンダードからデラックス、トリプル、フォース、コーナールームなど複数のタイプがあります。一人旅・出張向けのコンパクトなダブルから、家族やグループ利用を想定した広めの部屋まで揃っており、利用シーンに合わせて選びやすい構成です。全室禁煙で、Wi-Fi、冷蔵庫、電気ケトル、セーフティボックス、加湿空気清浄機などを備え、クローゼットや荷物置きスペースもきちんと確保されています。

大きな特徴のひとつが「バス・洗面台・トイレの完全分離」です。多くの客室で、洗い場付きの浴室、独立洗面台、個室トイレがそれぞれ分かれて配置されており、同室の人と同時に支度がしやすい造りになっています。ユニットバスではなく、自宅に近い感覚で使える水まわりのため、特に複数人での滞在や家族旅行では使い勝手の良さが目立ちます。シャワーブースとバスタブが別になっているタイプもあり、「湯船に浸かりたい」「さっとシャワーだけ済ませたい」といったニーズにも対応しやすい設計です。

客室インテリアは、「北海道らしさ」を感じさせるデザインが取り入れられています。蝦夷リスやニレの木をモチーフにしたアクセントカラーやアートを配し、木目と落ち着いたトーンの家具を組み合わせたコーディネートで、派手すぎないが印象に残る雰囲気です。窓からは札幌駅周辺の街並みや、赤れんが庁舎方面の眺望を望める部屋もあり、客室での時間も楽しみやすいつくりになっています。

地下1階には宿泊者専用の大浴場があり、男女別に内湯と外湯（半露天）が用意されています。広めの浴槽と洗い場に加え、湯上がりにくつろげるラウンジスペースも備えているのが特徴です。営業時間は15:00〜25:00、翌5:30〜9:00と、夜遅い時間帯や朝の出発前にも利用できる設定になっており、街歩きや仕事で疲れた身体をしっかり温めたい人にとってうれしい設備です。

朝食は館内レストランで提供されるブッフェスタイルで、「地元料理とフレンチの融合」をうたう内容になっています。盛り放題の海鮮丼、スープカレー、ジンギスカンなど北海道の郷土料理に加え、ホテルらしいフレンチテイストの温菜やデリも用意されており、「和・洋どちらも少しずつ試したい」というニーズに応えやすいラインナップです。季節によってはメロンなどのフルーツが並ぶこともあり、朝から北海道の味をしっかり楽しめると評価されています。

館内設備としては、レストラン、ラウンジ、大浴場、自動販売機、コインランドリー（有料）などを備えています。長期滞在や連泊の際も、洗濯や軽い飲み物の購入などを館内で完結しやすい構成です。フロントは24時間対応で、荷物預かりや宅配便の手配など、基本的なサービスは一通り揃っています。フィットネスやスパ施設の案内もあり、寛ぎだけでなく軽い運動やリフレッシュをホテル内で済ませたい人にも配慮されています。

アクセス面では、JR札幌駅や地下鉄さっぽろ駅から徒歩圏内で、駅前の地下街や商業施設へも移動しやすいロケーションです。北海道庁旧本庁舎や大通公園方面へも徒歩で行きやすく、札幌市内観光の拠点としても使いやすい位置にあります。車利用の場合は駐車場が用意されており、自家用車やレンタカーで道内を周遊する場合も、札幌ステイのベースとして組み込みやすいホテルといえます（駐車料金や台数などの条件は変動することがあるため、最新情報は公式サイト等での確認が必要です）。

総じて、ソラリア西鉄ホテル札幌は「札幌駅近く」「全室バス・洗面・トイレ分離」「内湯＋外湯付き大浴場」「地元色の強い朝食」というポイントがそろったホテルです。ビジネス出張で機能性を重視する人にも、観光でホテル時間を含めてしっかり楽しみたい人にも対応しやすく、札幌駅エリアの中では“ちょっと上質寄り”の宿泊先を探している人の候補にしやすい一軒と言えるでしょう。