SAPPORO STREAM HOTEL SAPPORO STREAM HOTEL 札幌溪流飯店

SAPPORO STREAM HOTELは、札幌市中央区南4条西4丁目の複合商業施設「COCONO SUSUKINO（ココノ ススキノ）」上層階に位置するライフスタイルホテルです。フロア構成は7〜18階がホテルゾーンで、7階にロビーとレストラン、8階にランドリー・フィットネス・ファンクションルーム、8〜15階にスーペリア客室、16・17階にプレミアム客室、18階にスパやルーフトップテラス、プレミアムラウンジがまとまっています。

開業は2024年1月16日（グランドオープン）で、「STREAM HOTEL」ブランドの第1号店として誕生しました。客室数は全436室で、カテゴリーはスーペリア、スーペリアプラス、プレミアムの3つに分かれています。内装は北海道の自然や札幌の歴史・文化をモチーフにしたデザインを取り入れつつ、落ち着いたトーンでまとめられており、いわゆるラグジュアリーホテルほど畏まらずに過ごせる雰囲気です。

立地面では、札幌市営地下鉄南北線「すすきの」駅出口5番と直結しているのが大きな特徴です。JR札幌駅からは地下鉄南北線で約4分、「すすきの」駅で下車後、地下通路を通って雨や雪に濡れずにホテルまでアクセスできます。また、札幌市電「すすきの」停留場からも徒歩約1分と案内されており、観光・ビジネスどちらの移動にも使いやすいポジションです。車の場合は札幌北ICや北広島ICから市街地へ入り、周辺の提携駐車場を利用する形になります（料金や利用条件は変わる可能性があるため、最新情報の確認が推奨されます）。

客室は18㎡前後のコンパクトなダブルから、90㎡超のスイートまで幅広く用意されています。スーペリア系の客室でも、木目を基調とした家具と白木のテーブル・チェアを組み合わせ、交差点に面した立地をイメージした「＋」モチーフを取り入れるなど、シンプルながらアクセントのあるデザインです。全室に加湿機能付き空気清浄機、Wi-Fi、有線LAN、洗浄機能付きトイレなどを標準装備し、ビジネス用途のPC作業にも対応しやすい設備構成になっています。

高層階のプレミアムカテゴリーでは、札幌の街並みを広く見渡せる大きな窓と、ソファやテーブルを備えたリビングスペースを組み合わせた客室が中心です。コンフォートツインや各種スイートでは、40〜90㎡クラスのゆとりある広さを活かし、ベッドエリアとリビングエリアを緩やかに分けたレイアウトが採用されています。出張の延泊や記念日の滞在など、「部屋でゆっくり過ごす時間」を重視した利用に向いたつくりです。

18階には、プレミアムカテゴリー宿泊者専用のプレミアムラウンジとスパ・サウナ、屋外テラスが配置されています。プレミアムラウンジでは、朝は北海道産食材を使った朝食、日中はスナックやソフトドリンク、夕方以降はアルコールを含むドリンクを提供しており、簡単な軽食とともに滞在中のワークや読書、談話に使える空間です。スパエリアには温浴施設とサウナを備え、すすきの交差点上空からの景色を眺めながらリラックスできるのが特徴とされています。

館内のメインダイニングは7階の「BAR & GRILL Splish」で、「北海道とつながるモダングリル」をテーマとしたレストランです。朝食とランチはビュッフェ形式で、道産食材を多く取り入れた料理を提供。ディナータイムはグリル料理やアラカルト、コース料理を中心としたバー＆グリルとして営業し、宿泊者だけでなく館内施設を利用する地元客にも開かれた店づくりになっています。

8階にはフィットネスルーム、ランドリーコーナー、ファンクションルームなどがあり、長期滞在や出張時にも使いやすい設備が揃っています。フィットネスルームは有酸素マシンを中心とした小規模な構成で、朝や夜の短時間トレーニングに向いたサイズ感です。ファンクションルームは約80㎡のスペースが3室あり、小規模な会議やイベントに利用できます。ランドリーと自動販売機、電子レンジなどを同じ階に集約しているため、「洗濯しながら軽食を温める」といった実用的な使い方も想定されています。

総じて、SAPPORO STREAM HOTELは、すすきの交差点直結の利便性と、スパ・ラウンジ・テラスを備えた高層階のくつろぎ、下層階の商業施設「COCONO SUSUKINO」と一体になった滞在のしやすさを組み合わせたホテルです。地下鉄移動を前提とした都市観光や出張を中心に、「駅直結で動きやすく、同じ建物の中で食事や買い物も完結させたい」というニーズに特にフィットする一軒と言えるでしょう。