札幌パークホテル Sapporo Park Hotel 札幌公園飯店

札幌パークホテルは、札幌市中央区・中島公園に隣接するシティリゾートホテルで、1964年開業以来、約60年にわたり札幌を代表する老舗ホテルとして運営されています。所在地は「札幌市中央区南10条西3丁目1-1」。地上は緑豊かな中島公園に面しつつ、札幌中心部やすすきのエリアにも近く、観光・ビジネスどちらの拠点にも使いやすい立地です。

最寄りは地下鉄南北線「中島公園駅」で、3番出口から徒歩すぐ、1番出口から徒歩1分ほどと案内されています。JR札幌駅からは地下鉄南北線で3駅・約5分、車なら約10分が目安。新千歳空港からは車で約50分、空港連絡バス利用の場合も中島公園周辺が停留所となり、道内各地への移動と組み合わせやすいアクセス環境です。

客室数は全216室で、シングル・ツイン・ダブル・スイートのほか、ファミリールームやユニバーサルルームなど、幅広いタイプをそろえています。標準的なシングルで18〜24㎡、ツインで24㎡前後、上位カテゴリーのツインやダブル、スイートでは35〜100㎡超の広さがあり、ビジネス出張から家族旅行、記念日の滞在まで対応できる構成です。全室にWi-Fi、バス・トイレ、加湿空気清浄機などを備え、ビジネスユースも想定した設備仕様になっています。

客室の大きな特徴が「パークビュー」の部屋です。中島公園側の客室からは、ホテル庭園越しに中島公園と藻岩山方面の景色が広がり、季節ごとに表情を変える緑や雪景色を一望できます。フロア構成としては、スタンダードフロアのほかに「スタイリッシュ・ナチュラル・モダン」をコンセプトにしたスーペリアフロアや、上層階の特別フロアなどが用意されており、用途や予算に応じてフロアを選べます。

館内レストランは、日本料理・中華・洋食をそろえたフルラインナップです。11階の日本料理「札幌 なだ万雅殿」では、老舗なだ万の会席料理や懐石、昼の松花堂などを提供し、窓からは中島公園と藻岩山の景色を望めます。四川料理「桃源郷」では、麻婆豆腐やエビのチリソースなどの本格中華のコース・アラカルトを用意。洋食・ビュッフェ系はテラスレストラン「ピアレ」や、コンサートホールKitara併設の「テラスレストラン キタラ」で楽しめる構成になっています。

朝食はホテル内レストランでのブッフェが中心で、北海道産素材を多く使ったメニューをそろえている点がポイントです。ご飯や味噌汁、焼き魚、小鉢類などの和食に加え、サラダ、パン、卵料理など洋食メニューも用意されており、「北海道の美味しさを楽しめる朝食ブッフェ」として紹介されています。季節ごとのフェアや期間限定メニューが組まれることもあり、連泊でも飽きにくい内容です。

館内設備は、レストランやバーラウンジのほか、大小の宴会場・会議室、チャペルや神前式に対応した婚礼施設、フラワーショップ、美容室、エステサロン、ベーカリー・売店など、多目的に使える構成です。企業のパーティーや学会、披露宴など大規模な催事に対応できる大宴会場から、少人数向けの会議室まで揃っており、「街中のシティリゾート兼コンベンションホテル」としての役割も担っています。

駐車場はホテル正面に約220台収容可能な屋外平面駐車場を備えており、市内ホテルの中でも比較的大規模な駐車スペースです。普通車・RV車に対応し、宿泊者向けの優待料金も設定されています。中島公園エリアでこれだけの台数を確保しているホテルは多くなく、自家用車やレンタカー利用の旅行者には使い勝手の良いポイントです。

そのほか、ペットと一緒に泊まれる専用客室が一部に用意されているのも特徴です。小型犬同伴可のプランでは、専用フロアまたは専用ルームにケージやペット用アメニティが備えられており、公園散歩と組み合わせた滞在スタイルが紹介されています。ペット宿泊にあたっては、頭数制限やワクチン接種証明などの条件が設けられているため、事前確認が推奨されています。

チェックインは15:00、チェックアウトは11:00が基本で、ビジネス利用でもゆとりのある出発時間に設定されています。総じて札幌パークホテルは、「中島公園に隣接した落ち着いた環境」「パークビューの客室」「和洋中のレストラン」「充実した宴会・婚礼施設」「大規模な駐車場」を備えたシティリゾート型ホテルです。すすきのや大通公園周辺へのアクセスも良く、観光とビジネスを両立させたい滞在や、記念日の旅行、会食を兼ねた宿泊など、幅広いシーンで利用しやすい一軒といえます。