クインテッサホテル札幌 Quintessa Hotel Sapporo 札幌薄野坤特薩飯店

クインテッサホテル札幌は、札幌市中央区南8条西5丁目に位置する全167室のシティホテルです。地下鉄南北線「中島公園」駅2番出口から徒歩約4分、「すすきの」駅からも徒歩約8分と、繁華街と中島公園のちょうど中間あたりにあり、観光・ビジネスのどちらにも使いやすい立地です。JR札幌駅からはタクシーで約8分、新千歳空港からは空港連絡バスや快速エアポート＋地下鉄を乗り継いでアクセスする形になります。

館内は「大人志向のシックな空間」をコンセプトにリニューアルされており、2015年に現在のブランドとしてオープンしました。エントランスからロビーにかけては落ち着いた色調と間接照明でまとめられ、ビジネスホテルより一段上の雰囲気を意識したつくりです。一方で、過度なラグジュアリー感よりも機能性と居住性を重視した運営が特徴で、「品質と快適さの新しいスタンダード」を掲げています。

客室は全室28㎡以上とされており、一般的なビジネスホテルよりもゆとりのある広さが強みです。スーペリアツイン・スーペリアハリウッドツイン（28㎡）を中心に、デラックスツインやスーペリアコーナーツイン（35㎡）、グランドダブル（35㎡）、グランドツインやグランドファミリー（最大約55㎡）といった上位タイプまで、用途に応じて選べるラインナップになっています。全室禁煙・加湿機能付き空気清浄機完備で、2018〜2019年にかけて順次リニューアルされた客室が多いのもポイントです。

ベッドはシモンズ社製マットレスを採用し、ダブル・ツインともにゆったりとしたサイズを確保しています。多くの客室でバス・トイレがセパレートタイプとなっており、一部の上位カテゴリーでは洗い場付きバスルームや独立シャワーブース、ツインボウルの洗面台などを備えています。バスタオル・フェイスタオル、ガウンタイプのルームウェア、歯ブラシセット、カミソリ、ブラシ、ボディソープ・シャンプー・リンスといったアメニティが一通りそろい、長めの滞在でも不便を感じにくい構成です。

室内設備は、液晶テレビ（Sony BRAVIA 26型を中心としたサイズ）、電気ポット、ミニ冷蔵庫、温水洗浄便座付きトイレ、個別空調、高速Wi-Fi・有線LANなどを標準装備しています。ベッドサイドにはコンセントが設けられており、スマートフォンやタブレットの充電がしやすいレイアウトです。ナイトテーブルやデスクも十分な広さがあり、PCを持ち込んでの仕事やテレワークにも対応しやすい造りになっています。

朝食は1階レストランで提供されるブッフェスタイルで、北海道産米「ふっくりんこ」をはじめ、道産食材を多く取り入れた約80種類のメニューが用意されています。洋食・和食の定番に加え、札幌名物のスープカレーやざんぎ、海鮮などを組み合わせて、自分好みのプレートを作れるのが特徴です。野菜や惣菜も種類が多く、「体にやさしい自然食を意識した内容」と案内されており、ビジネス利用の平日でも観光目的の週末でも使いやすい構成になっています。

館内設備としては、客室フロアのほかにレストラン、自動販売機、製氷機、コインランドリーなどを備えています。ホテル併設の駐車場は立体駐車場と平置きを合わせて約100台収容可能で、1泊1,800円（税込）、先着順・予約不可という運用です。満車時には近隣の有料駐車場を案内しており、マイカーやレンタカー利用でも比較的使いやすい環境です。バイクは別料金での利用が可能とされています。

チェックインは14:00から26:00まで、チェックアウトは11:00までが基本設定です。フロントでは荷物預かりやタクシー手配、宅配便の受付、クリーニング手配など、ビジネスホテルとして必要なサービスを一通りカバーしています。観光パンフレットもそろっており、中島公園エリアやすすきの周辺の散策拠点として情報収集しやすい環境です。

周辺にはコンビニエンスストアや飲食店が多く、Zepp Sapporoや中島公園ホールなどライブ・イベント会場も徒歩圏内にあります。夜はすすきの方面での食事やバー利用、昼は大通公園や札幌駅方面への移動といった動き方がしやすく、街歩きと観光・ビジネスをバランス良く組み合わせたい人にとって扱いやすい立地と言えます。

総合すると、クインテッサホテル札幌は、「中島公園駅から徒歩約4分のアクセスの良さ」「全室28㎡以上・全室禁煙のゆとりある客室」「シモンズ社製ベッドと加湿機能付き空気清浄機」「北海道の味覚を取り入れた約80種類の朝食ブッフェ」「100台収容の併設駐車場」といった点が特徴のホテルです。札幌滞在で、ビジネスホテルより少し余裕のある客室と利便性の高いロケーションを重視したい人にとって、候補に入れやすい一軒と言えるでしょう。