天然温泉プレミアホテル-CABIN-札幌 Premier Hotel-Cabin-Sapporo 普樂美雅飯店-CABIN-札幌

天然温泉プレミアホテル-CABIN-札幌は、札幌市中央区南5条西7丁目にある温泉付きビジネスホテルで、日本三大歓楽街のひとつ「すすきの」エリアに位置しながら、少し落ち着いた場所に建つのが特徴です。JR札幌駅からはタクシーで約10分、地下鉄南北線「すすきの」駅4番出口から徒歩約7分、市電「東本願寺前」電停から徒歩数分と案内されており、観光・ビジネス両方の拠点として使いやすいロケーションです。

このホテルの大きな魅力は、館内に自家源泉の天然温泉大浴場「すすきのの湯」を備えている点です。札幌市内でも珍しい茶褐色のにごり湯で、泉質はナトリウム塩化物泉と案内されており、少し塩気のあるお湯が湯冷めしにくく、体の芯から温まりやすいとされています。露天風呂と内湯をあわせて夜通し翌朝10時まで何度でも入浴できるため、遅い時間のチェックイン後や早朝の入浴にも対応しやすい温泉施設です。

サウナ設備も充実しており、札幌のビジネスホテルでは早い段階からフィンランド式セルフロウリュを導入したことで、サウナ好きの間では「プレキャ」の愛称で知られています。4段ベンチや落ち着いた照明、地下水を汲み上げた水風呂、外気浴用の「ととのえ処」などを備え、本格的な“サ活”ができるつくりです。女性専用のメディテーションサウナも用意されており、男女ともに温泉＋サウナを楽しめるのが特色です。

客室はシングル・ダブル・ツイン・トリプル・和モダンなど多彩なタイプに加え、2024年には一部客室を改装したスーペリアコンフォートルームやスーペリアダブル・ツインが新設されました。靴を脱いでくつろげる小上がりや3台連結したベッド、ソファスペースを備えた部屋など、1〜4名のファミリーやグループにも対応しやすい構成になっています。全室Wi-Fi無料、ユニットバス、温水洗浄便座、冷蔵庫、湯沸かしポット、加湿器貸し出しなど、ビジネスホテルとして標準的な設備もそろっています。

朝食は地下の「レストラン ハレル」で提供される和洋ブッフェが特徴で、「北海道を食べ歩くような朝食」をコンセプトに約60〜65種類のメニューを用意していると紹介されています。北海道米を自家精米したごはんと、ご飯のお供各種、契約農家から仕入れる平飼い卵、小麦の香りが立つ焼き立てパン、日替わりのお刺身や海鮮丼コーナー、道産牛ステーキやエゾシカカレーなど、北海道食材を使った料理が並びます。食材の高騰を受けて2024年4月から大人1,800円・小学生900円に料金改定されていますが、品数や内容を考えると「朝からしっかり食べたい人向け」のラインナップです。

館内施設としては、天然温泉大浴場・サウナのほか、レストラン、多目的ルーム、コインランドリー、アメニティステーション、自動販売機、VOD視聴権販売機などを備えています。コインランドリーは24時間利用可能で、長期滞在や連泊時に便利です。フロント前のアメニティステーションでは、カミソリ、ヘアブラシ、お茶類などを必要な分だけピックアップする形式を採用しており、環境配慮と利便性を両立した運用になっています。

駐車場は立体と屋外を合わせて約100台分を確保しており、当日の先着順での案内です。料金は1泊1,000〜1,300円前後とされ、満車時は提携駐車場へ案内される場合があります。立体駐車場は高さ1.8m前後までの制限があり、大型車や外国車の場合は事前確認が推奨されています。

基本のチェックイン時間は15:00（最終チェックイン25:00）、チェックアウトは11:00です。宿泊者は天然温泉大浴場を無料で利用でき、日帰り入浴プランも別途設定されています。全館で無料Wi-Fiを提供しているほか、マッサージサービスやクリーニング取次、宅配便受付、ズボンプレッサー・アイロンの貸し出しなど、出張利用を意識したサービスも整っています。

周辺はすすきのエリアの中心街から少し西側に入った場所で、徒歩圏内に飲食店やコンビニ、繁華街が多数あります。一方で、中島公園や大通公園、札幌テレビ塔、二条市場などの観光スポットにも地下鉄や徒歩でアクセスしやすく、「夜はすすきの、日中は観光やビジネス」という動き方をする宿泊者にとってバランスの良い立地です。

総じて、天然温泉プレミアホテル-CABIN-札幌は、「すすきの徒歩圏で自家源泉の天然温泉と本格サウナ」「北海道の食材にこだわった朝食ブッフェ」「ビジネスからファミリーまで対応する多彩な客室」「100台規模の駐車場と利便性の高い立地」といった特徴を持つホテルです。札幌中心部で、温泉とサウナを楽しみつつ、朝食もしっかり取りたい人や、出張と観光を兼ねた滞在を考えている人にとって、検討しやすい一軒と言えるでしょう。