ネストホテル札幌大通 Nest Hotel Sapporo Ekimae 札幌大通內絲特酒店

ネストホテル札幌大通は、札幌市中央区南2条西5丁目に建つ宿泊特化型ホテルで、地下鉄「大通駅」3番出口から徒歩約3分の場所にあります。大通公園、狸小路商店街、すすきのエリアがすべて徒歩圏内で、札幌駅からも徒歩や地下鉄でアクセスしやすいポジションです。ビジネスと観光のどちらにも使いやすい“札幌中心部ど真ん中”の立地で、雪の季節でも移動動線を組み立てやすいエリアと言えます。

客室は全室22㎡以上を基本とした造りで、同クラスのビジネスホテルと比べるとややゆとりのある広さが特徴です。総客室数はおよそ120室規模で、ダブル・ツインを中心に構成されています。広さに余裕がある分、スーツケースを広げたり、2人利用でも窮屈になりにくい点が評価されています。小学生以下の添い寝は無料と案内されており、親子で1室利用をするファミリーにも使いやすい設定です。

客室設備は、冷暖房、無料Wi-Fi、液晶テレビ、冷蔵庫、電気ポット、電話、ヘアドライヤーなど、ビジネスホテルとして標準的なものがひと通り揃っています。バスルームは全室ユニットバスで、バスタブとシャワー、洗面台、温水洗浄機能付きトイレを一体で備えたタイプです。全室にバスソルトやDHCブランドのアメニティを用意していると案内されており、「浴槽にしっかり浸かって休みたい」というニーズに応えた内容になっています。

ホテル最上階の15階には、展望レストランがあり、朝食会場として利用されています。朝食は和洋約30品目前後のビュッフェ形式で、焼き魚や惣菜、ご飯・味噌汁などの和食に加え、パン、卵料理、サラダ、スープなどの洋食メニューが並ぶ構成です。海鮮丼コーナーが用意されているプランも紹介されており、いくら、サーモン、甘えび、とびこなどを好みで盛り付けて自分だけの丼に仕上げられるとされています。市内を見渡せる窓からの眺望を楽しみながら、ゆっくり朝食を取れるのがこのホテルのわかりやすい特徴です。

館内設備としては、1階にソフトドリンクの自動販売機、2階に無料の製氷機が設置されています。アイスペールも備えられているため、客室で飲み物を冷やしたいときや、部屋飲みをしたいときに便利です。貸し出し備品として、加湿器やアイロンなどのアイテムも案内されており、「基本装備＋必要に応じて貸し出し」で長めの滞在にも対応しやすい構成になっています。館内は全館禁煙で、喫煙は指定場所に限定されるスタイルです。

フロントは24時間対応で、チェックインは15時、チェックアウトは11時が基本とされています。早朝到着・夜遅めのチェックインにも対応しやすく、前後の時間帯で荷物の預かりも行っているため、チェックイン前から市内観光に出かけたい場合や、チェックアウト後に飛行機まで時間がある場合にも身軽に動きやすい運用です。スタッフ対応については、ビジネスホテルらしい簡潔な応対ながら「丁寧」「手際が良い」といった口コミも見られます。

アクセス面では、地下鉄南北線・東西線・東豊線が乗り入れる「大通駅」から徒歩3分程度で、札幌市内各エリアへの移動がしやすいのが強みです。大通公園、テレビ塔、時計台、狸小路商店街といった観光スポットは徒歩圏内にまとまっており、夜はすすきの方面の飲食店へ歩いて向かう形も取りやすい立地です。JR札幌駅からは徒歩約15分、もしくは地下鉄利用で約2分＋徒歩と案内されており、荷物量や天候に合わせてルートを選べます。

駐車場については、ホテル建物内に自前の大規模駐車場を持つわけではなく、近隣の提携駐車場を案内するスタイルになっています。徒歩1〜4分圏内に複数の提携駐車場があり、ワゴン車対応のスペースも用意されていると紹介されています。いずれも外部駐車場で、車両制限や空き状況はその時々で変わるため、マイカー利用の際は、到着前に公式サイトなどで提携駐車場の場所と出入り口の向きを確認しておくとスムーズです。料金や細かな利用条件は変更される可能性があるため、ここでは金額の記載は避け、現地または最新情報での確認が無難です。

そのほか、長期滞在向けにランドリー設備やマッサージ手配サービスなどを備える一般的なビジネスホテルと比べ、ネストホテル札幌大通は「客室の広さ」と「朝食の内容」が目立つポイントです。全室22㎡以上の客室と大きめのバスタブ、バスソルト・DHCアメニティといった入浴環境、そして最上階レストランでのビュッフェ朝食という組み合わせは、「立地重視で選んだうえで、部屋でもゆっくり休みたい」というニーズと相性が良い構成になっています。

総じてネストホテル札幌大通は、大通エリアを拠点に、徒歩圏内で買い物・食事・観光をまとめたい人向けのホテルです。ラグジュアリーさを前面に出すタイプではありませんが、やや広めの客室と、朝食・ロケーション・実用的な設備のバランスが取りやすく、ビジネス出張、カップル、親子連れの札幌ステイの「中価格帯の候補」として検討しやすい一軒と言えるでしょう。