メルキュール札幌 Mercure Sapporo 札幌美居

メルキュール札幌は、札幌・すすきのエリアの中心に位置するフランス系ブランドのホテルです。地下鉄東豊線「豊水すすきの駅」から徒歩約1分、南北線「すすきの駅」からも徒歩約3分と、地下鉄2路線を使いやすい立地にあります。すすきのの繁華街や狸小路商店街、大通公園、さっぽろテレビ塔などへも徒歩圏内で、観光・出張どちらの拠点にも組み立てやすいロケーションです。

客室は全285室を備え、全室無料インターネット接続に対応。スタンダードクイーン（約21㎡）をはじめ、ツイン、トリプル、上層階のプリビレッジルームなど複数タイプが用意されています。ベッドにはシモンズ製マットレスを採用し、スタンダードクイーンでも160cm幅のダブルベッド1台を配置するなど、「ビジネスホテルより少しゆとりのあるつくり」を意識した構成です。Wi-Fi、スマートテレビ、加湿機能付き空気清浄機、電気ポット、コーヒー・紅茶セットなど、滞在に必要な設備はひと通り揃っています。

インテリアは、フランス系ブランドらしく、落ち着いた色調にアクセントカラーを効かせたデザインが特徴です。客室は5〜12階のゲストフロアにまとめられており、上層階ほど街の夜景を楽しめる部屋が増えます。窓からはすすきの交差点周辺のネオンや市街地のビル群が見える客室もあり、札幌らしいナイトシーンを部屋から眺めたい人にも向いた構成です。デスクスペースも確保されているため、ノートPCを持ち込んでの作業やテレワーク利用にも対応しやすくなっています。

バスルームはユニットタイプが中心ですが、機能的にまとめられており、シャンプー・コンディショナー・ボディソープなどのバスアメニティに加え、ドライヤーやスリッパなど基本的な備品を完備しています。一部の上位カテゴリーではアメニティのグレードアップやネスプレッソマシンなどが用意されている部屋もあり、価格や目的に応じて快適性を選べるのが特徴です。連泊時の清掃についてはエコ清掃の案内が出ており、環境配慮型の運用も取り入れられています。

館内レストラン「レストラン ボルドー」では、朝食・ランチ・ディナーと通して食事を提供しています。朝食はビュッフェ形式で、6:00〜10:00まで営業。大きな窓から光が入る開放的な空間で、和洋のメニューに加え、フランス直輸入のクロワッサンや焼きたてパン、北海道の食材を取り入れたローカルメニューなどを楽しめます。ハロウィンやクリスマス、お正月など季節イベントに合わせた限定メニューを出すこともあり、連泊でも飽きにくい内容です。

バーエリアでは、ワインやカクテル、北海道産のお酒とともに軽食やおつまみを楽しめる空間が用意されています。すすきのの飲食店で夕食を取ったあと、ホテルに戻ってからもう一杯ゆっくり飲みたいときに利用しやすいスタイルです。ホテル内で完結させたい日と外で食べ歩きを楽しみたい日を、気分に合わせて使い分けできるのも、すすきののど真ん中にあるホテルならではのメリットといえます。

共用施設としては、宿泊者用のフィットネスジムや会議室・宴会場を備えています。フィットネスジムにはランニングマシンやエアロバイクなどの基本的なトレーニング機器を配備し、滞在中の軽い運動やリフレッシュに利用可能です。会議室・宴会場は、セミナー・研修から小規模のパーティーまで幅広い用途に対応しており、ビジネスイベントと宿泊を同じ施設内で完結したい場合にも使いやすい設備構成になっています。

アクセス面では、地下鉄2路線に加えて、札幌駅エリアや大通方面への移動もしやすく、雪まつりやイベント時にも動きやすい立地です。徒歩圏内にコンビニエンスストアや飲食店が数多くあり、ラーメン、海鮮、ジンギスカンなど札幌定番グルメの店へも歩いて行けます。車利用の場合は提携駐車場（三井リパークなど）を利用する形で、台数に限りはあるものの、中心部のホテルとしては比較的利用しやすい条件が整えられています。

チェックインは15:00、チェックアウトは11:00が基本設定で、最終日もある程度余裕を持って支度ができるスケジュールです。世界的なホテルチェーン「アコー」のメルキュールブランドに属することもあり、一定水準の設備やサービスを期待しやすい点も安心材料です。総じて、メルキュール札幌は「すすきの中心部でフランス系ブランドの雰囲気を感じつつ、客室・朝食・館内施設のバランスを重視したい」という人にとって、観光・出張どちらにも使いやすい4つ星ホテルと言えるでしょう。