休暇村 支笏湖 Kyukamura Shikotsuko

札幌から車で約60分、新千歳空港からもアクセス良好な支笏洞爺国立公園の森の中に佇む「休暇村 支笏湖」。日本屈指の透明度を誇る“支笏湖ブルー”を見下ろす高台に建ち、湖と原生林に抱かれた静けさの中で、温泉・食・自然体験をバランスよく楽しめるリゾート型の温泉宿です。公式サイトでも「水質日本一の湖」「美肌の湯」をキーワードに掲げ、ホテル・キャンプ・アクティビティを一体で提案しています。

温泉は、とろりとした肌あたりが特徴の「支笏湖温泉（ナトリウム－炭酸水素塩泉）」。“こもれびの湯”と名付けられた大浴場にはサウナも備わり、湯上がりはしっとり感が長く続く“美肌系”の効能が魅力です。宿泊者の入浴時間は基本11:00〜24:00／5:00〜9:00（火・水は14:00〜）で、サウナは5:00〜21:00。シャワーにはウルトラファインバブルの「Bolina」を全ブースに導入するなど、細部まで快適性に配慮。日帰り入浴は11:00〜14:30受付（〜15:00）／火・水休で、大人800円、小学生400円、幼児200円です。

客室は和室・洋室・和洋室を中心に全38室規模。2018年改装の「バストイレ付和洋室」は、木の温もりとアロマディフューザー、支笏湖ブルーをイメージしたクッションなど“森に泊まる感覚”を演出。和洋室は22㎡のセミダブル×2を基本に、USB電源や空気清浄機、40型TV、コーヒーマシンを備えます。和室は8畳で最大4名まで、西川「AIR」マットを採用するなど、素直な居心地と眠りの質を意識したつくりです。

夕食は“旬の会席”が主役。北海道の山海の幸を四季替わりで供し、時季によってはビュッフェ企画（海鮮や鍋など）も開催。2025年秋は「いろいろjaga＆cheese～秋のしこつこビュッフェ」（9/1〜10/31）で、ラクレットやラム、ブランド豚「ゆめの大地」などを楽しめる内容に。11月以降は会席のみの運用に戻るアナウンスも明記されています。

朝食は和洋ビュッフェ。料理長特製「北海道のおかゆ」（日高昆布×帆立だし）にお好みトッピングで味変できるほか、道産卵の料理、黒豆納豆、地元・千歳の名店「morimoto」のパン、北海道のソウルドリンク“ソフトカツゲン”など、ローカル色が濃いラインナップ。2025年からは道産ミニトマト×ハスカップの“北海道推しの一杯”ジュースも提供開始。野鳥の森に面した窓辺で、バードテーブルに集う小鳥を眺めながら過ごす朝時間が評判です（状況によりお膳提供の可能性あり）。

アクセスは自動車が便利。駐車場は屋外80台・無料。公共交通なら、新千歳空港／JR千歳駅から北海道中央バスで「支笏湖」終点まで行き、到着時間を事前連絡すれば宿の送迎で約5分とスムーズ。ナビは電話番号設定で別施設に案内される事例があるため、公式の注意事項を要確認です。

館内設備はレストラン、会議室・宴会場、大浴場・サウナ、売店、自販機、ランドリー（有料）ほか、滞在の“土台”が過不足なく揃います。自然体験も濃く、朝のお散歩会や工作などの体験プログラム、3種のウォーキングコース、季節の外部ツアーを通じて、湖と森の四季を楽しめます。併設のキャンプ場を含め“フィールドベースのリゾート”としての懐の深さは、休暇村ブランドならではです。

価格やプランは季節・在庫・客室向き（眺望）で変動。IN 15:00／OUT 10:00が基本で、直予約とOTAでの特典・ポイントは適宜見比べたいところ。主要OTAの表示では“駐車場無料”“温泉・サウナあり”“毎日の客室清掃”“無料Wi-Fi”などの要点が整理されています。

評価の傾向をOTAで俯瞰すると、Booking.comでは総合8.6（“すばらしい”）で、清潔さ・スタッフ対応・ロケーションのスコアが高め。記述でも「湖畔の静けさ」「食事の満足」「温泉の質」に触れる声が多い一方、繁忙期の価格や客室の広さへの要望が散見されます。Agodaでも“サービスが高評価”と明記され、総じて“自然×温泉×食”のバランスが支持されている印象です。

“使いこなしのコツ”は三つ。①温浴は混雑を避けて早朝帯（5:00〜）や夜遅めを狙う。②朝食は名物のおかゆ・ラーメンサラダ・スープカレー・マイポテサラを“少量多品目”で試し、窓側席でバードウォッチングを。③公共交通派はバス終点到着時刻を事前連絡して送迎に乗り継ぐ——この3点で体験の満足度が一段上がります。

まとめると「休暇村 支笏湖」は、国立公園の懐で“浸かる・味わう・歩く”がシームレスにつながる湖畔の温泉宿。美肌の湯とサウナでととのえ、道産食材を朝夕で楽しみ、森と湖に身を置く時間そのものが滞在価値です。車でも公共交通でも到達しやすく、カップル・夫婦・家族・ソロいずれにも“ちょうど良い自然密度”。予約前には、日帰り入浴の営業日・時間、季節の夕食スタイル（会席／ビュッフェ）や送迎条件を公式の最新案内で確認しておくと安心です。