KOKO HOTEL 札幌駅前 KOKO HOTEL Sapporo Ekimae KOKO酒店 札幌站前

札幌市中央区北1条西3丁目にある「KOKO HOTEL 札幌駅前」は、JR札幌駅と大通エリアのほぼ中間に位置する全224室のシティホテルです。JR札幌駅から徒歩約5〜8分、地下鉄「大通」駅から徒歩約4分と案内されており、札幌駅前通地下歩行空間「チ・カ・ホ」7番出口からは徒歩1分という立地の良さが特徴です。札幌時計台や大通公園、赤れんが庁舎（北海道庁旧本庁舎）といった代表的な観光スポットも徒歩数分圏内で、観光・ビジネスどちらの拠点としても動きやすい場所にあります。

建物は2015年11月に竣工した比較的新しいホテルで、外観・ロビーともに落ち着いたモダンテイストでまとめられています。館内はコンパクトながら動線がわかりやすく、フロント周りにはソファ席や案内類がシンプルに配置された機能的なつくりです。全館禁煙となっており、喫煙は指定の喫煙スペースで行うスタイルです。

客室はシングル・ダブル・ツイン・トリプルといった基本タイプのほか、広めのツインやコネクティング対応の部屋も用意されており、1人利用から家族・グループ利用まで幅広く対応できる構成です。総客室数は224室で、ビジネスホテルとしては標準〜やや大きめの規模感です。内装はダークブラウンを基調にした木目と白系の壁を組み合わせた落ち着いた色合いで、余計な装飾を抑えたシンプルなデザインになっています。

ベッドには日本の老舗寝具メーカーのマットレス（公式サイトではシモンズ製ベッドと案内）を採用し、デュベスタイルの寝具と合わせて、しっかり休める環境づくりに力を入れています。枕元にはコンセントや照明スイッチが集約されており、スマートフォンの充電や就寝前の作業がしやすいレイアウトです。全室に無料Wi-Fi、有線LAN、個別空調、冷蔵庫、湯沸かしポット、マグカップ・お茶セットなどを備え、加湿機能付き空気清浄機やセーフティボックスも標準装備とされています。

バスルームは全室ユニットバスで、洗浄機能付きトイレを完備しています。浴槽・洗面台・トイレが一体になった一般的な仕様ですが、シャンプー・コンディショナー・ボディソープ、ハンド＆フェイスソープ、歯ブラシ、カミソリ、ヘアブラシ、コットン・綿棒など、アメニティはひと通り揃っています。口コミでは「バス・トイレの段差に少し注意が必要」という声がある一方、「清潔感があり、掃除が行き届いている」という評価も多く見られます。温泉や大浴場はなく、入浴は客室バスルーム利用となります。

館内設備としては、レストラン、自動販売機コーナー、コインランドリー、マッサージ手配、宅配便受付などを備えています。レストランは朝食会場として利用され、和洋ビュッフェ形式で、ご飯・味噌汁・焼き魚・小鉢などの和食メニューに加えて、パン・卵料理・サラダ・デザートといった洋食メニューが並ぶ構成です。朝食付きプランと素泊まりプランが用意されており、朝食を付けるかどうかは予約時に選べる形になっています。

サービス面では、24時間対応のフロントで荷物預かりやタクシー手配、観光案内などの基本的なサポートを行っています。チェックイン前後の荷物預かりにも対応しており、「チェックアウト後も荷物を預けて身軽に観光できた」といった利用者の声も見られます。レビューでは立地やコストパフォーマンス、清潔感のある客室への評価が比較的高く、「札幌駅周辺で寝るだけなら十分」「部屋はコンパクトだが機能的」という声が多い印象です。

アクセス面では、札幌駅方面にも大通公園方面にも徒歩で動きやすく、地下歩行空間を使えば冬場の雪道や雨の日でも比較的スムーズに移動できるのが強みです。札幌市内の移動は、地下鉄南北線・東西線・東豊線が交差する「大通」駅を起点に組み立てやすく、出張で複数のエリアを回る場合や、観光で円山公園・藻岩山方面・新札幌方面などへ足を伸ばす際にも便利なロケーションと言えます。

駐車場については、ホテル敷地内に専用駐車場は設けられていません。車で訪れる場合は、近隣のコインパーキングや提携駐車場（案内がある場合）を個別に利用する形になります。周辺はオフィス街・商業地で時間貸し駐車場の選択肢は多い一方、場所や時間帯によって混雑状況や料金が変わるため、事前に地図アプリなどで候補を確認しておくと安心です。駐車料金や提携条件は変わる可能性があるため、具体的な金額には触れず、最新情報は公式サイトやフロントで確認するのがおすすめです。

総じて、KOKO HOTEL 札幌駅前は「札幌駅と大通の両方に歩いて出やすい場所で、シンプルで機能的なホテルを利用したい」というニーズに合った一軒です。札幌駅前通地下歩行空間からのアクセス、程よい規模の客室数、老舗メーカー製マットレスを使ったベッド、無料Wi-Fiなどの基本設備、必要十分な朝食ビュッフェといった要素が揃っており、ビジネス出張の定宿としてはもちろん、週末の観光やイベント遠征時の拠点としても検討しやすいホテルと言えるでしょう。