JRイン千歳 JR Inn Chitose 千歲JR飯店

札幌や新千歳空港を結ぶJR千歳線の要衝・千歳駅から徒歩ほぼ0分。駅前ロータリーに面して立つ「JRイン千歳」は、“よく眠れる宿”を掲げる宿泊特化型ホテルです。空港へはJRで約10分、札幌へは快速で約30分という機動力の高さが魅力で、出発前後の前泊・後泊、道央エリアのビジネスや観光の拠点にとても使いやすい立地です。住所は北海道千歳市末広6丁目4-4。ホテル横の無料駐車場（先着順・満車時は提携駐車場を案内）も旅程の自由度を高めてくれます。

館内の核は、2階「JRインラウンジ」と男女別の“大浴場”。ラウンジは5:00〜10:00／15:00〜25:00に開放され、約700冊の書籍・雑誌や無料のコーヒー＆紅茶でひと休み。大浴場も同時間帯で、移動疲れをほぐす“リセットの場”として機能します。セルフロッカー、喫煙スペース、コインランドリー、自販機など“土台の利便性”もひと通りそろい、深夜0時以降はエントランス施錠（カードキーで解錠）とセキュリティ面も明快です。

客室は全185室規模。スタンダードシングル（15㎡・ベッド幅140cm）を中心に、エコノミーシングル、スタンダードツイン（19㎡）、ラージツイン（31㎡・最大4名）、ユニバーサルツイン（31㎡）をラインアップ。なかでも遊び心あふれる「キハ281 トレインルーム」（31㎡・1室限定）は、引退車両の実物パーツや運転台を設置し、鉄道ファンの心をくすぐる特別室です。全室にシモンズ社製6.5インチ・ポケットコイルマットレスを採用し、枕は“客室常設の快眠ホテルピロー（ロフテー社製）”に加えて、1階「選べる枕コーナー」で10種類から追加セレクトできる“まくら沼”仕様。加湿空気清浄機も全室標準装備です。

朝食はホテル直結の「やよい軒 千歳駅前店」で6:00〜10:00（最終入店9:30）。和洋全5種類の定食から選べ、ご飯・サラダ・ヨーグルト・ソフトドリンク・牛乳・コーヒーがおかわり自由というボリューム設計。料金は大人1,000円（税込）、お子様メニューは470円（税込）です。館内に専用レストランを持たないぶん、駅前の飲食店やコンビニも活用しやすく、素泊まり派から朝活派まで“好きなリズム”で過ごせます。

アクセスは、空港からJRで約10分・札幌へ約30分。車なら千歳ICから約10分で、無料駐車場は先着順。ホテルFAQでは、チェックイン15:00／チェックアウト10:00、未就学児（6歳以下）の添い寝無料（※ベッドを1人で利用する場合は有料）、ユニバーサル対応客室の用意、コインランドリー（2階：洗濯機3・乾燥機3）、荷物の事前受取・館内発送（国内のみ）など、運用の細則が丁寧に整理されています。ペットは不可（補助犬は可）と明記され、インターネットは全館Wi-Fi＆有線LANを提供。深夜到着・早朝出発の利用にも対応しやすい体制です。

“今どき”の運用として、2025年2月16日からロビーの自動チェックイン機によるチェックインを開始。公式や予約サイトからの事前案内メール／SMSに記載のQRコードをかざして、フロントを経由せずスムーズに入室できるようになりました（特典付き予約の一部や複数室一括精算などはフロント対応）。一方、2025年3月31日をもって「パソコンコーナー／有料レンタルPC／コピー・FAX（有料）」の提供は終了しています。最新の運用は“お知らせ”で更新されるため、出発前に目を通しておくと安心です。

OTAの掲載内容を俯瞰すると、JRイン千歳の強みは“駅ちか×大浴場×ラウンジ×寝具”のバランス。Booking.comやAgoda、Expediaでは「駅から至近で空港に近い」「清潔で静か」「公共浴場がうれしい」といったレビューが目立ち、空港前泊ニーズとの親和性の高さがうかがえます。英語圏レビューでも“駅前／空港への2駅”“枕が選べてよく眠れた”といった声が散見され、インバウンドにも扱いやすいプロダクト設計です。価格やキャンセル条件、子ども料金などは各OTAで比較し、公式ベストレートやポイント特典と見比べて選ぶのが定石でしょう。

使いこなしのコツはシンプル。（1）ラウンジは朝と夜で表情が変わるので、到着後の夜と出発前の朝の“二回使い”で元を取る。（2）大浴場は清掃明けの5:00台や深夜帯が比較的空きやすい。（3）まくらは早い者勝ちなので、チェックイン後にまずコーナーで確保。（4）車利用は先着順のため、満車時の提携駐車場案内や徒歩導線をフロントで確認。これだけで、駅前立地のメリットを最大化できます。

総じて「JRイン千歳」は、移動効率・睡眠品質・館内リラックスの三拍子を、過不足ない価格感で束ねた“空港至近のベストバランサー”。遊び心の「キハ281トレインルーム」から家族で使えるラージツイン、機動力重視のシングルまで、旅の目的に応じた“ちょうどよさ”が見つかります。新千歳を起点に道内をめぐるハブとしても、最終夜の“整える一泊”としても、安心して薦められる一軒です。予約前には、朝食の提供内容・大浴場の運用時間・駐車場満車時の対応・自動チェックイン対象外の条件などを公式で確認しておくと、当日の動線が一段とスムーズになります。