定山渓 ゆらく草庵 （共立リゾート） Jozankei Yuraku Soan

札幌中心部から車で約1時間。支笏洞爺国立公園の森と渓谷に抱かれる定山渓に、全室に天然温泉風呂を備えた湯宿「定山渓 ゆらく草庵（共立リゾート）」があります。開湯155余年の歴史を受け継ぐ地で、“客室でととのう”を叶える設計が特徴。住所は札幌市南区定山渓温泉東3丁目228-1、札幌の“奥座敷”らしい静けさとアクセス性を両立します。

2022年11月にプレオープンした本館は、共立メンテナンスのリゾートブランド初の札幌エリア進出。“渓谷にひっそりと佇む、全室天然温泉風呂の湯宿”をコンセプトに、客室風呂・大浴場・貸切風呂の三位一体で湯処を構成。滞在中は時間や混雑を気にせず、好きなリズムで温泉に向き合えます。

最大の魅力は「全客室に天然温泉風呂を標準装備」している点。渓谷の四季を望む窓辺に寄り添うようにしつらえられ、チェックイン直後から就寝前、早朝の一番湯まで“自室で完結する湯あそび”が可能です。和の落ち着きと機能性を意識した客室は、カップルや記念日旅、静養滞在まで幅広くフィット。館内Wi-Fiや空調などの実用性も押さえています。

パブリックスパは、内湯・露天を備えた大浴場に加えて、無料で24時間利用できる4つの貸切風呂を用意（先着順）。“気兼ねなく浸かれる個の空間”を、客室だけでなく館内でも確保したのが同館らしさです。サウナ設備も備え、湯→休→サウナ→外気浴のループで心身をリセットできます。

泉質はナトリウム－塩化物泉。保温・保湿性に優れ、湯上がりの“しっとり感”に定評があります。楽天トラベルの温泉ページでも、効能として疲労回復・関節痛・腰痛などが案内されており、観光やアクティビティの前後に体を整えるのにうってつけ。館内で湯巡りしながら、外では渓谷散策や季節の絶景と合わせて“内外の温冷”を楽しむのも一案です。

食は“北海道の旬を会席で”。夕食は道内食材を中心に据えた会席料理をゆったりと味わえ、朝食は和食膳スタイル。季節や仕入れで献立が変わるため、訪れるたびに新しい一皿に出会えるのが魅力です。プランにより食事会場は館内の食事処（例：1階「行雲」）を指定。連泊時は料理構成が変わるプランを選ぶと満足度が高まります。

館内にはレストラン、ラウンジ、バー、宴会場、大浴場、露天、サウナ、禁煙ルームなどを備え、旅館らしいゆとりとホテル的な利便性をバランス。総客室数は102室のスケールで、フロントは24時間対応。無料駐車場や館内Wi-Fiなど“滞在の土台”も過不足なく整っています。

アクセスは札幌駅前から路線バス、車で約60分が目安。最寄りのバス停は「定山渓温泉東2丁目」。雪季は道路事情により所要が延びるため余裕を持った計画を。定山渓温泉街や二見公園、豊平峡ダムなど周辺名所への拠点性も高く、シーズンごとに旅のテーマを変えて再訪したくなる立地です。

客室や共用部の雰囲気、食事や風呂の満足度はOTAでもおおむね高評価。Booking.comでは“とてもすばらしい”のレンジで、客室風呂や料理、無料サービスの充実感に触れる声が散見されます。レビューを事前に読み込み、優先順位（眺望、風呂タイプ、サウナの有無、食事時間帯など）に合わせて部屋・プランを選ぶのが失敗しないコツです。

予約時は、食事条件（2食付／朝食付）、貸切風呂の利用方法、アレルギー対応、チェックイン・アウト時間、駐車条件などの運用を公式とOTA両方で確認を。価格は時期・在庫で変動するため、ベストレート保証のある公式と比較しつつ、OTAの期間限定クーポンやポイントも活用すると賢く手配できます。

総じて「定山渓 ゆらく草庵」は、“すべての客室に天然温泉風呂”という圧倒的なプライベート性と、24時間の貸切風呂・サウナ・会席料理を一つ屋根の下に凝縮した現代的な温泉宿。渓谷の静けさに身を委ね、好きなタイミングで湯に浸かり、旬を味わい、眠る――そんな“自分のペース”を取り戻すための拠点として、記念日やごほうび旅はもちろん、何もしない贅沢を楽しむ短期滞在にも強く推せる一軒です。