ホテルビスタ札幌 中島公園 Hotel Vista Sapporo Nakajimakohen 札幌中島公園威斯特酒店

ホテルビスタ札幌 中島公園は、札幌市中央区南9条西4丁目に建つ全113室・13階建てのシティホテルで、地下鉄南北線「中島公園」駅から徒歩約3分の場所にあります。住所は「札幌市中央区南9条西4丁目5」。中島公園やZepp Sapporo、札幌コンサートホールKitaraなどのイベント会場に近く、ライブ遠征やコンサート利用の拠点として選ばれることが多い立地です。

このホテルのいちばんの特徴は、全客室に「バス・トイレ・洗面がそれぞれ独立した3点独立型」の水回りを採用している点です。ユニットバスではなく、自宅のようにバスルーム・トイレ・洗面スペースを分けて使えるつくりで、湯船も比較的ゆったりめ。旅先でもしっかり湯船につかりたい人や、トイレと洗面を分けたい人には分かりやすいメリットがあります。

客室タイプはダブル・ツインを中心に、シングル利用向けのスタイリッシュルーム（約15㎡・ベッド幅140cm）、21㎡前後のツインルームなど、出張からレジャーまで幅広くカバーできる構成です。全室にオリバー社製のポケットコイルマットレスを採用しており、体圧分散や抗菌・抗ダニ・消臭機能に配慮した寝具であると案内されています。スマートTVを備えた部屋も多く、YouTubeなどの配信サービス視聴に対応しているのもポイントです（利用には自身のアカウントが必要な場合あり）。

設備面では、全室で無料Wi-Fiと有線LANに対応し、冷蔵庫・電気ケトル・ドライヤー・個別空調・洗浄機能付きトイレなど、ビジネスホテルとして必要なものはひと通りそろっています。ワイドデスクを備えた部屋も多く、ノートPCでの作業もしやすい構成です。加湿器や空気清浄機は客室設備または貸出対応として案内されており、冬場の乾燥が気になる札幌でも比較的快適に過ごせます。

朝食は1階の「VISTA Cafe（ビスタカフェ）」で提供される洋食プレートが基本です。日替わりベーグルを主役にした洋朝食で、ベーグルの具材は全7種類。そのなかからミート系・フィッシュ系・デザート系の3種類を日替わりで用意し、当日はその3種類のうち1つを選ぶ形式になっています。スープやドリンク、パン、ヨーグルトなどを自由に取れるサイドメニューも用意されており、「洋朝食メイン＋軽いビュッフェ」というイメージの構成です。営業時間は7:00〜10:00（ラストオーダー9:45）と案内されています。

館内にはこのほか、コインランドリー、自動販売機、共用電子レンジなどの設備があり、連泊や長期滞在にも対応しやすい作りです。フロントは24時間対応で、荷物預かりや宅配便発送、周辺案内など基本的なサービスを提供。Expediaなどの宿泊サイトでも、「施設コンディションが良い」「客室が清潔」といった評価が比較的多く見られます。

駐車場はホテル専用で6台分のみ（1,500円／泊・税込）と少なめで、先着順の案内です。利用時間はチェックイン日の15:00〜チェックアウト日の10:00が基本で、事前予約や確保はできない運用になっています。満車の場合は、徒歩数分圏内に一般有料コインパーキングが複数あり、そちらを案内する形です。提携駐車場はなく、料金は各パーキングごとに異なります。車での利用を想定している場合は、この点を踏まえておくと安心です。

周辺環境としては、地下鉄中島公園駅・山鼻9条停留場から徒歩数分で、市電や地下鉄を組み合わせて大通公園・すすきの・札幌駅方面に出やすい立地です。徒歩圏内に中島公園や豊平川河川敷があり、散歩やジョギングをしたい人にも向いています。一方で、すすきのエリアにも徒歩で行ける距離のため、夜は外食や飲み歩きを楽しんでから、地下鉄または徒歩でホテルに戻るといった動き方もしやすいエリアです。

総じて、ホテルビスタ札幌 中島公園は、「中島公園駅から徒歩数分のアクセス」「全室3点独立型の水回り」「日替わりベーグルを中心とした洋朝食」「コンパクトだが機能的な客室」というポイントを持つ中規模ホテルです。ユニットバスが苦手な人や、ライブ・イベントと観光を組み合わせたい人、価格と設備のバランスを重視するビジネス・レジャー双方の利用者にとって、検討しやすい一軒と言えます。