ホテル創成札幌 Mギャラリーコレクション Hotel Sosei Sapporo MGallery 札幌創成酒店 - 美憬閣系列

ホテル創成札幌 Mギャラリーコレクションは、札幌・創成イーストエリアに建つラグジュアリーブティックホテルで、2024年1月に「Hotel Sosei Sapporo – MGallery Collection」としてリブランドオープンしました。客室数はスーペリアからスイートまで118室。全室に無料Wi-Fiとサステナブルなアメニティを備え、北海道の開拓者精神とモダンなデザインを組み合わせた「5つ星インターナショナルブティックホテル」として位置付けられています。

ロケーションは、複合商業施設「サッポロファクトリー」に隣接する創成イースト。JR札幌駅から徒歩約12分、地下鉄東西線「バスセンター前」駅から徒歩約5分で、テレビ塔や大通公園、サッポロビール博物館にも徒歩圏です。繁華街からは数ブロック離れた落ち着いたエリアにありつつ、ショッピングや飲食、シネマコンプレックスなどが集まるサッポロファクトリーには館内から直接出入りでき、滞在中の利便性も高い立地です。

ホテルのコンセプトは「21世紀に再解釈された開拓使時代の邸宅」。開拓使の邸宅に見られた、応接用の洋室と生活のための和室が共存する和洋折衷の建築様式を手本に、「過去と現在」「東洋と西洋」が交わる空間として再構築されています。ロビーには銅製ビール釜をモチーフにした暖炉や、黒いオブジェが印象的に配され、札幌のビール醸造の歴史とモダンなデザインを結びつけた演出が随所に見られます。

客室はスーペリア、デラックス、ヘリテージビュー、エグゼクティブ、ハマナススイートなどで構成され、約29㎡前後のスーペリアからスイートまで、ビジネス・観光問わず使いやすいサイズ感です。内装は穏やかなグリーンと深いパープルの2つのカラーパレットが用意され、壁紙には北海道の植物や動物が細部まで描かれています。高級感のある輸入テキスタイルや調度品を使いながら、クラシカルな雰囲気と現代的な快適性を両立させたデザインです。

設備面では、客室にキングまたはツインベッド、ソファを兼ねたラウンジチェア、ワークにも使えるテーブル、薄型テレビ、セーフティボックス、ネスプレッソなどのコーヒーメーカー（カテゴリーにより異なる）、加湿機能付き空気清浄機などを備えています。多くのタイプでバス・トイレセパレートの大理石調バスルームと洗い場付きバスを採用し、独立シャワーブースを備えた客室もあります。全室で無料Wi-Fiが利用でき、電源コンセントやUSBポートもベッドサイドに集約されており、滞在中の使い勝手を意識した仕様です。

館内のレストラン＆バーは、「開拓使の社交場」をテーマにしたデザインが特徴です。レストランは、ドイツの老舗ブルワリーから着想を得た内装で、ビール瓶とLEDを埋め込んだアートウォールやアーチ型天井など、ビール醸造文化へのオマージュが盛り込まれています。道産の野菜、魚介、肉をベースに、ヨーロッパを中心としたインターナショナルなエッセンスを加えたメニュー構成で、朝食からディナーまで対応しています。

バーラウンジには、銅製ビール釜を模した暖炉が象徴的に設置され、サッポロビールはもちろん、北海道産ワインや地酒、クラフトジンなど地域色のあるドリンクを提供。ソファ席中心の落ち着いた空間で、チェックイン後の一杯や、ディナー前後のアペリティフ＆ナイトキャップに利用しやすい雰囲気です。小規模なスナックメニューも用意されており、軽くつまみながら過ごすバー利用も想定されています。

そのほかの付帯施設として、宿泊ゲスト向けのフィットネスジムを備え、ランニングマシンやバイク、ウェイトマシンなど基本的な設備を24時間利用できるようにしています。ミーティングや少人数のイベントにも使えるスペースも用意されており、ビジネスユースでの利用もカバー。ランドリーサービスや荷物預かり、コンシェルジュサービスなど、都市型ホテルとして必要な機能をひと通り揃えています。

ブランドとしては、フランス・パリを拠点とするアコーグループの「Mギャラリーコレクション」に属し、北海道で初のMギャラリーです。各地のMギャラリー同様、「その土地ならではのストーリー」を空間デザインやサービスで表現することを重視しており、創成イースト地区が持つ「日本のビール発祥の地」「文明開化の入り口」といった文脈を、アートワークやマテリアル、ネーミングに組み込んでいます。

まとめると、ホテル創成札幌 Mギャラリーコレクションは、「札幌中心部で落ち着いた雰囲気のデザインホテルに泊まりたい」「札幌のビール文化や開拓の歴史に触れながら、大人向けの滞在を楽しみたい」というニーズにフィットする一軒です。サッポロファクトリー隣接の便利な立地と、開拓使邸宅をモチーフにした客室デザイン、ビール文化を反映させたレストラン＆バーが組み合わさり、観光・ビジネスどちらの目的でも「札幌らしさ」を感じられる滞在拠点として使いやすいホテルと言えます。