ホテルロンシャンサッポロ Hotel Ronshan Sapporo 札幌榮盛飯店

ホテルロンシャンサッポロは、札幌市中央区南5条東1丁目に建つ全135室のシティホテルです。地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅5番出口から徒歩約3分、南北線「すすきの」駅からも徒歩圏で、すすきの繁華街や二条市場、札幌テレビ塔といったスポットへ歩いてアクセスしやすい立地です。一方で、創成川より少し東側に位置しており、夜のにぎわいからは少し距離をとった比較的落ち着いた環境なのも特徴です。

客室はシングル・セミダブル・ツインを中心に、3名以上で利用できるトリプルやフォースなども用意されています。いずれも落ち着いた色合いのインテリアでまとめられており、ビジネス出張から観光まで幅広い利用を想定した造りです。ベッドにはシモンズ社製マットレスを採用していると案内されており、硬すぎず柔らかすぎない寝心地をうたっています。

大きな特徴として、全客室でバス・トイレがセパレートタイプになっている点が挙げられます。ユニットバスではなく、浴槽と洗い場を備えた浴室とトイレを分けたつくりのため、自宅のような感覚で使いやすく、家族やグループでの滞在時にも順番待ちがしやすい構成です。全館Wi-Fi完備に加え、有線LANにも対応しているため、PCでの作業やオンライン会議が多いビジネス利用でも通信環境の面で安心感があります。

室内設備は、テレビ、冷蔵庫、湯沸かしポット、お茶セット、ドライヤーなど、一般的なビジネスホテルの標準装備に加え、加湿機能付き空気清浄機やズボンプレッサーなども用意されていると紹介されています。アメニティはシャンプー・リンス、ボディソープ、タオル類、ナイトウェア、スリッパなどが基本で、フロントや専用コーナーから必要なものを追加で取るスタイルも取り入れています。館内には自動販売機コーナーもあり、ちょっとした飲み物を買うのに便利です。

朝食は1階レストラン「Bistro 北海道Dining ごちそう亭」で提供される和洋バイキングが名物です。「北海道のごちそう朝ごはん」をテーマに、北海道産ななつぼしのご飯に名物おかずをのせた各種どんぶり、ラーメンサラダ、海鮮のカルパッチョ、札幌スープカレー、道産野菜のサラダなど、北海道らしいメニューを多くそろえているのが特徴です。さらに、牛乳・ヨーグルト、パンやデニッシュ類、デザートなども用意されており、好みに合わせてしっかり食べたい人にも向いた内容になっています。

レストランは朝食時間帯が中心ですが、カジュアルな雰囲気で、コーヒーを飲みながらゆっくり過ごしたり、待ち合わせに使ったりしやすい空間として整えられています。ロビー・フロント周辺もガラス張りで明るく、チェックイン前後の荷物預かりなど、基本的なサービスを一通り提供しています。大浴場やスパ施設はありませんが、そのぶん客室の浴室をしっかり整え、館内動線をシンプルにしている印象です。

アクセス面では、地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅から徒歩約3分、「すすきの」駅から徒歩7〜8分程度と、地下鉄利用に便利なロケーションです。JR札幌駅からはタクシーで約6分、地下鉄利用なら札幌駅から東豊線で1本と案内されています。札幌ドームへは東豊線一本で移動できるため、野球観戦やコンサート時の拠点に選ぶ人も多いホテルです。すすきのの飲食店街、二条市場、大通公園、テレビ塔などは徒歩圏内で、観光と夜の外出を組み合わせた滞在も組み立てやすい立地です。

駐車場はホテル敷地内にあり、台数は限られています。完全予約制で、大型車の駐車にも対応していると案内されています。満車の場合には周辺のコインパーキングを利用することになりますが、ホテル側でも近隣駐車場の案内を行っているため、車での利用を考えている場合は事前に確認しておくと安心です。料金や利用条件は変更されることがあるため、最新情報は公式サイトや予約時の案内でチェックするのがおすすめです。

チェックインは14時、チェックアウトは11時が基本です。シンプルで実用的な客室と、セパレートバス、北海道らしい内容の朝食バイキング、すすきのと豊水すすきのの両駅からのアクセスの良さを重視する人にとって、ホテルロンシャンサッポロは検討しやすい一軒と言えます。ビジネス出張で連泊したい人、札幌観光の拠点を交通の便が良いエリアに置きたい人、札幌ドームでのイベントと市内観光をセットで楽しみたい人などに向いた中堅クラスのホテルです。