ホテルノースシティ Hotel North City 札幌北城酒店

ホテルノースシティは、札幌市中央区南9条西1丁目に建つ中規模のシティホテルで、客室数は約109室です。地下鉄南北線「中島公園」駅1番出口から徒歩3分ほど、「豊水すすきの」駅からも徒歩圏内にあり、自然豊かな中島公園と歓楽街すすきの、どちらにもアクセスしやすい立地です。すすきのの南側に位置し、比較的静かなエリアにありながら、市内中心部への移動がしやすいのが特徴です。

アクセス面では、地下鉄南北線を使えば大通・札幌駅方面へ乗り換えなしで移動でき、JR札幌駅からタクシーを利用した場合は10分程度と案内されています。車で訪れる場合は、ホテル敷地内に回転式立体駐車場があり、1泊1,000円の先着順・有料制です。ただし車高160cm・車幅174cmの制限があり、それ以上の車両は近隣駐車場の利用が必要で、イベント時などは満車になることもあるため注意が必要です。

客室タイプは、シングル・ツイン・トリプルを中心とした構成で、一人旅や出張から、家族・グループ利用まで幅広く対応しています。シングルルームは約14㎡で、標準的なビジネスホテルサイズ。ツインやトリプルはよりゆとりのある広さが用意されており、「清潔感のある客室」をうたっているのが印象的です。全体として、派手さよりも機能性を重視したつくりの客室という位置づけです。

設備面では、全室に40型スマートテレビが導入されており、YouTubeやNetflixなどの配信サービスを視聴できるのが特徴です（一部サービスは自身のアカウントが必要）。そのほか、冷蔵庫、個別空調、加湿機能付き空気清浄機、バス・洗浄機能付きトイレ、電気ポット、ドライヤーなどを備え、有線・無線ともに無料インターネット接続に対応しています。ビジネス利用でも作業しやすいよう、デスク周りやコンセント類も整えられています。

アメニティは、ナイトガウン、バスタオル・フェイスタオル、シャンプー・リンス・ボディソープ、歯ブラシ、煎茶パックなど基本的なものが各室に用意されています。髭剃りやヘアブラシ、入浴剤、ボディータオル、綿棒などはフロント前のセルフコーナーで必要な分だけピックアップする方式を採用しており、無駄を減らしつつ必要なアイテムを選べる運用です。ズボンプレッサーや電気スタンド、アイロンなどの貸出備品もあり、フロントに申し込めば利用できます。また、1泊につき1本ミネラルウォーターを用意する旨も公式サイトで案内されています。

館内1階にはレストラン「スネービット」があり、宿泊者向け朝食と一般客も利用できるランチを提供しています。朝食は7:00〜9:30の営業で、通常は和洋バイキング形式ですが、状況によって定食スタイルに変更される場合もあります。ランチタイムは11:00〜14:00（ラストオーダー13:30）で、洋食を中心に多彩なメニューを用意。レストラン内は終日禁煙で、喫煙は1階の指定喫煙所利用となります。

チェックインは15:00〜24:00、チェックアウトは10:00と案内されており、早めに到着した場合は手続きと荷物預かりに対応しています。禁煙ルームは室数限定で設定されており、希望の場合は予約時の確認が推奨されています。子どもの宿泊については、ベッドを1台利用する場合は大人と同料金、添い寝の場合はタオルや浴衣などは含まれない旨が明記されており、家族旅行にも対応しつつ、条件が分かりやすい運用です。

周辺環境としては、ホテルのすぐ近くに中島公園があり、季節ごとの景色を楽しめる散策コースやイベント会場として親しまれています。一方で、日本有数の歓楽街とされるすすきのエリアへも徒歩圏内のため、食事や夜の街歩きにも出かけやすい立地です。地下鉄南北線を使えば大通・札幌駅方面への移動も簡単で、観光・ビジネス・イベント参加など、目的を問わず拠点にしやすいホテルと言えます。

総じて、ホテルノースシティは「中島公園駅から徒歩3分のアクセス」「静かな周辺環境」「スマートテレビや空気清浄機などの基本設備が整った客室」「朝食付きプランにも使いやすいレストラン」といった点を重視する人に向いた、実用性重視のシティホテルです。豪華な付帯施設や温泉などはありませんが、札幌滞在中の「寝る・整える・朝食をとる」というベーシックな部分をきちんと押さえた宿として、出張・観光・家族旅行それぞれで検討しやすい一軒です。