ホテルエミシア札幌 Hotel Emisia Sapporo 札幌喜來登酒店

ホテルエミシア札幌は、札幌中心部から少し離れた副都心「新さっぽろ」に建つ、高さ約115m・地上30階超のシティホテルです。JR新札幌駅から徒歩約3分、地下鉄東西線・新さっぽろ駅からは徒歩1分ほどと交通の結節点にあり、新千歳空港からも快速エアポートで約28分と、道外からのアクセスにも恵まれています。ビルそのものがエリアのランドマークとなっており、高層階からは札幌都心とは少し違う、郊外ならではの温かみのある夜景を一望できます。

客室は5〜29階に配され、スタンダードフロア・ハイフロア・スカイフロア・スイートの4ゾーン構成で、総客室数は512室。2019年には洋室を中心に大規模なリニューアルが行われ、「北海道の自然や街並みに溶け込む色合い」を意識したインテリアに刷新されました。落ち着いたトーンの壁やファブリックに、大きな窓から差し込む光が映えるつくりで、ビジネス利用でも観光でも過ごしやすい雰囲気です。高層階のスカイフロアやスイートルームでは、札幌市街や石狩平野の広がりを見下ろす眺望が魅力で、記念日の滞在や家族旅行にも選ばれています。

最上階の31階にはスカイレストラン「ハレアス」があり、特に朝食ブッフェが評判です。地上約115mの高さから札幌の街並みを見下ろしながら、海鮮丼やラーメン、スープカレーなど北海道らしいメニューを中心とした70種類以上の料理を楽しめます。道産食材を多く取り入れているほか、自家製ドレッシングやコンディメント類も豊富で、自分好みの「北海道の朝ごはん」を組み立てられるのがポイントです。昼は多彩なメニューが並ぶランチブッフェ、夜は夜景を背景にコースディナーや記念日向けのプランなども提供されており、宿泊客だけでなく近隣在住のゲストにも利用されています。

地下1階には、約2,000㎡という広さを持つリラクゼーション施設「スパ・アルパ」があります。男女別の大浴場には内湯やジャグジー、寝湯など複数の浴槽が並び、2種類のサウナと水風呂、広い洗い場やパウダールームが備わっています。湯上がりスペースにはリクライニングチェアや小上がり席があり、ドリンクや軽食をとりながら「ととのう」時間を過ごせるつくりです。女性専用ラウンジも設けられており、館内着とスパ専用スリッパのまま客室と行き来できる点も含めて、「サウナ好きが足を運びたくなるシティスパ」として注目されています。

館内施設は、スパやレストランのほか、大小の宴会場や会議室、チャペルなども充実しています。高層階の会場では窓からの眺望を活かしたパーティーや披露宴が行われており、ビジネス利用とウエディングを両立する「総合型シティホテル」として機能しています。ロビー周辺には売店やスーベニアショップもあり、北海道みやげやホテルオリジナル商品を購入できるのも便利です。長期滞在やスポーツ観戦を見据え、コインランドリーや電子レンジなど、実用的な設備が整っている点もポイントでしょう。

立地面では、駅直結のショッピングモールや水族館、科学館などが徒歩圏内にあり、雨や雪の日でも屋内で楽しめる施設が集まっています。また、少し足を伸ばせば、野幌森林公園や北海道博物館、北海道開拓の村といった自然・歴史系の観光スポットにもアクセスしやすく、「札幌観光＋郊外観光」の両方を組み合わせた旅の拠点にしやすいエリアです。近年は、新球場「エスコンフィールド北海道」行きのシャトルバスが新札幌から運行されており、野球観戦を含めた宿泊のベースとして選ぶケースも増えています。

総じて、ホテルエミシア札幌は「札幌駅前の喧噪から一歩離れつつ、アクセスや利便性は犠牲にしたくない」というニーズに合う一軒です。空港・札幌都心・周辺観光地のいずれにも動きやすい新札幌という立地、高層階からの眺望、バラエティ豊かな朝食、都市型スパの充実といった要素がそろっており、ビジネストリップから観光、スポーツ遠征、女子旅まで幅広いシーンに対応できます。札幌近郊で「夜景」と「サウナ＆スパ」をセットで楽しみたいときに、候補に入れておきたいシティホテルと言えるでしょう。