千歳エアポートホテル Chitose Airport Hotel 千歲機場飯店

千歳エアポートホテルは、JR千歳駅から徒歩約2分という駅近の立地に建つビジネスホテルで、新千歳空港へも車で約10分とアクセスに優れた一軒です。住所は千歳市千代田町6丁目1。道央自動車道・千歳ICからは車でおよそ7分、札幌までもJR快速で30〜40分前後と、道央エリアを広く動く拠点として使いやすいポジションにあります。ホテルからは毎朝、新千歳空港行きの無料送迎バスが運行されており、早めの便を利用する前泊にも重宝されています。

客室数は全88室。シングルを中心に、ダブルやツインなどを揃えたコンパクトなビジネスホテル仕様です。客室は2000年代半ばに改装されており、設備自体に多少の年季は感じられるものの、掃除が行き届いていて「古さはあるが清潔で過ごしやすい」という声が多いタイプのホテルです。各室にはエアコン、液晶テレビ、冷蔵庫、電気ポット、専用バスルーム（歯ブラシなど基本的なアメニティ付き）が備わり、無料の有線・無線インターネットも利用可能。ビジネス出張での短期滞在から、道内周遊の途中泊まで、幅広い使い方に対応できる標準的な装備が整っています。

ホテルの大きな特徴のひとつが、毎朝運行される新千歳空港行きの無料送迎バスです。便は6:15、6:50、7:30、8:10、9:00、10:00発の計6本で、所要時間は約12分。いずれもホテル発のみで空港からの迎え便はありませんが、チェックイン時に時間を予約しておけば、朝はフロント前からそのままバスに乗り込むことができます。10:00発の便は空港のあとアウトレットモール・レラにも立ち寄る設定になっており、フライト時間によってはショッピングと組み合わせた使い方も可能です。

アクセス性に加えて、無料の駐車場が用意されている点も魅力です。ホテル前の屋外駐車場には普通車が30台ほど駐車でき、宿泊者は先着順・予約不要で利用できます（冬季は除雪の関係で先着約20台）。大型車両は要相談ですが、道外から飛行機で到着してレンタカーを借りる旅行者にとっては、「駅近＋空港近く＋駐車場無料」という条件は大きなメリットになります。満車時には近隣の有料駐車場を案内する運用です。

朝食は、1階に併設されたホテル直営の海鮮居酒家「うみや」で提供されます。時間は朝6:00〜9:00で、内容は和洋バイキングまたは定食スタイル。ご飯・味噌汁・焼き魚・卵料理・サラダ・パンなどのスタンダードなメニューに加え、その日の仕入れによっては海鮮を使ったおかずや、少しボリュームのある揚げ物が並ぶこともあります。宿泊プランによっては朝食込みとなっており、口コミでも「派手さはないが一通りそろっていて満足」「朝からしっかり食べられる」といった評価が目立ちます。日中はランチ、夜は居酒屋営業も行っているため、夕食を館内で済ませたいときにも便利です。

館内施設としては、レストランのほかに宴会場、禁煙ルーム、自動販売機、コインランドリー（有料）などを備えています。ロビーには有料プリント対応のPCコーナーがあり、ちょっとした書類作成や調べ物にも利用可能。クリーニング取次や宅配便、FAX送信、マッサージ手配など、ビジネス利用を意識したサービスもそろっており、「寝るだけでなく、出張拠点としてある程度機能してほしい」というニーズにも応えられる内容です。全館でWi-Fiが使え、客室では有線LANも利用できるため、PCを持ち込んだリモートワークや資料作成にも困りません。

ロケーション面では、JR千歳駅一階西口から徒歩2分という近さに加え、コンビニが徒歩1分圏内にあり、ちょっとした買い物や夜食の調達に便利です。徒歩圏には飲食店も多く、居酒屋・ラーメン店・定食屋などが点在。仕事終わりに外で一杯やってから、そのまま歩いてホテルへ戻るといった過ごし方がイメージしやすい環境です。少し足を伸ばせば、青葉公園の散策路や、車で数分の範囲には千歳水族館、アウトレットモール・レラ、新千歳空港温泉といった人気スポットもあり、前後泊にちょっとした寄り道を組み込むこともできます。

総じて、千歳エアポートホテルは「JRで動くにも、車や飛行機で動くにも便利な、実用重視の駅近ホテルを選びたい」という人に向いた宿です。JR千歳駅徒歩2分、新千歳空港まで車で約10分という立地に、毎朝の空港行き無料バス、無料駐車場、和洋バイキングの朝食、ビジネス用途を意識した館内設備が組み合わさり、前泊・後泊だけでなく、千歳市内や道央エリアを巡る旅のベースとしても扱いやすい一軒になっています。華美な演出よりも「アクセスの良さ」と「必要な機能がきちんと揃っていること」を重視するタイプの旅行者や出張客に、とくに相性のよいホテルと言えるでしょう。