41PIECES Sapporo 41PIECES Sapporo

札幌中心部・南2西5に佇む「41PIECES Sapporo」は、“どこへ行くかより、誰と過ごすか”を軸にしたPIECEブランドの滞在型ホテル。大通駅や地下街ポールタウンの出入口から徒歩圏で、狸小路や大通公園、ススキノへも歩いて行ける都会的な便利さと、落ち着いた街並みの間にちょうどよく身を置きます。

開業は2021年8月。京都発のPIECEグループが札幌で初展開した全41室のホテルで、“分かち合う旅”というブランドの思想を、北海道で具体化した一軒です。12階建ての館内に、33〜36㎡のスタジオ／ロフト各タイプと、最上階の80㎡ペントハウスをレイアウトしています。

すべての客室は2〜4名での滞在を想定し、セミダブルまたはダブルのベッドを標準装備。サイズに余裕のあるワンルーム設計が基本で、長めの旅でも荷物を広げやすく、くつろぎの“居間”を作りやすいのが魅力です。

スタジオタイプは3種。STUDIO Aはミニキッチンとソファ、ガラスのローテーブルを配し、おこもり寄りの時間に寄り添う設え。STUDIO Bはダイニングテーブルとミニキッチン付きで、料理やボードゲームなど“囲む楽しみ”に向きます。STUDIO Cはダブルベッド2台と広めのバスルームが特徴で、カップルや夫婦旅に好適です（いずれも33㎡）。

ロフトタイプはLOFT A/B/Cの3種（各36㎡）。LOFT Aは大きなキッチンとダイニングテーブルが主役で、二段仕様のワイドなロフトベッドが“集まる歓び”を演出。LOFT Bはキッチンなしの代わりに丸テーブルやビーズクッションで語らいに集中でき、LOFT Cはカウンターキッチン＋ダイニングで家族や友人と手を動かしながら過ごす場づくりに合います（ロフトタイプはいずれも眺望なし）。

最上階に1室のみのPENTHOUSE SUITEは80㎡。ベッドルーム×2、バスルーム×2、フルキッチン、ダイニング、そして札幌の街並みを望むテラスまで備え、特別な記念日やスモールパーティにふさわしい器です（暖炉・テラスは季節や天候で利用制限あり）。

室内装備は実用的かつ自炊向き。キッチン付き客室にはトースター／電子レンジ／調理器具・食器類、必要に応じて簡単な調味料の貸出も。全室で無料Wi-Fiが使え、テレビは主要ストリーミング（Netflix、YouTube、Prime Video、Hulu、U-NEXT、Abema）に対応しており、手持ちのアカウントでログインすれば旅先でも“いつもの続き”が楽しめます。

このホテルらしい遊び心が「SPECIAL ITEMS（レンタルアイテム）」。コーヒードリッパーやお点前セットで“嗜む”、レコードと高音質スピーカーで“聴く”、DVDプレーヤーで“観る”、ホーロー鍋や土鍋炊飯器で“拵える”、ボードゲームや子ども用テントで“遊ぶ”——滞在テーマを自由に足し引きできる道具が揃い、先着順で貸出されます。お祝い用のサポート相談も可。

館内は全館禁煙で、喫煙所は設けず。専用駐車場はなく近隣コインパーキング案内のみという都心型の運用です。5歳以下の添い寝は無料（1ベッドにつき1名まで）。環境配慮のため、簡易清掃は原則3連泊以上の申し出制、タオルやパジャマはセルフで交換できます。朝食やルームサービスの提供はなく、近隣ショップの活用や客室キッチンでの調理が推奨されています。

立地評価はOTAでも高く、狸小路商店街や大通公園、時計台・テレビ塔などの定番スポットへ歩いてアクセスできる点、客室の広さと清潔感、キッチン／キチネット設備が快適だという声が目立ちます（記載やスコアは随時更新のため要確認）。

総じて41PIECESは、〈広さのある客室×自炊もできる装備ד道具を選んで滞在を編集する”仕組み〉で、仲間と“時間そのもの”を味わうための都市拠点。観光と街歩きの合間に部屋へ戻ってひと手間かけて食を囲む、レコードをかけて語らう、テラスで空を見上げる——そんな“分かち合い”の密度を高めたい旅に、ぴったりの一軒です。