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下の句かるたとは?北海道だけの百人一首「板かるた」の特徴と歴史

北海道の家庭では、お正月に「かるた」といえば、木の札をバシッと払う「下の句かるた」を思い浮かべる人が少なくありません。ところが、北海道を出ると、ほとんど知られていない遊び方です。

わがころもではつゆにぬれつつ きりたちのぼるあきのゆふぐれ ひとこそしらねかわくまもなし
板かるたの取り札のイメージ。実際の札は、独特のくずし字で下の句が書かれています。

下の句かるたとは

下の句かるたは、百人一首を使った北海道独自のかるた遊びです。木でできた取り札を使うことから「板かるた」とも呼ばれます。

普通の百人一首では、読み手が上の句から歌を読み上げますが、下の句かるたでは下の句だけを読みます。そして、3人ずつのチームに分かれて、自分たちの陣地の札を守りながら相手の札を払い取る、にぎやかなチーム戦で遊ばれてきました。

普通の百人一首との違い

普通の百人一首下の句かるた
取り札紙の札木の板の札
取り札の文字ひらがな独特のくずし字(変体仮名)
読み方上の句から読む下の句だけを読む
遊び方散らし取り・源平合戦・競技かるたなど3人ずつのチーム戦が中心

下の句だけが読まれるので、歌を全部覚えていなくても、聞いた言葉を札から探せば取れます。そのかわり、くずし字の札を見分ける「目」と、木の札を素早く払う「手」の勝負になります。

北海道に伝わった歴史

下の句かるたは、もともと会津地方(福島県)で遊ばれていたものが、北海道へ移り住んだ人たちによって伝えられたと言われています。開拓の時代に各地から人が集まった北海道で、冬の家の中の楽しみとして根づき、今も受け継がれています。

木の札は丈夫で、勢いよく払っても傷みにくいのが特長です。そのため、札を激しく取り合うチーム戦の遊び方が育ちました。札が床をすべる音は、北海道のお正月の音のひとつとも言えます。

くずし字の取り札を見分けるコツ

札はどこで手に入る?

下の句かるたの札は、年末になると北海道内の書店や文具店などで見かけることがあります。通販でも購入できます。道外にお住まいの方は、通販で探すのが確実です。

遊び方は「KARUTA52」で

下の句かるた よくある質問

Q. 下の句かるたは北海道のどこで遊ばれていますか?

A. 北海道の多くの地域で、お正月の家族の遊びとして親しまれてきました。地域の大会も開かれていて、子どもから大人まで参加しています。

Q. 普通の百人一首の札でも遊べますか?

A. 遊べます。普通の百人一首の取り札を使って、読み手が下の句だけを読めば、下の句かるたの雰囲気を楽しめます。ただ、木の札ならではの「払う」取り方は、板かるたでこそ味わえます。

Q. 取り札の字が読めません

A. 取り札は独特のくずし字(変体仮名)で書かれているので、最初は誰でも読めません。文字として読もうとせず、札ごとの「形」で覚えるのが近道です。

Q. 百人一首の歌を覚えていなくても遊べますか?

A. 遊べます。下の句だけが読まれるので、聞いた下の句を札から探せば取れます。歌を全部覚えていなくても参加できるのが、下の句かるたの良いところです。

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